参考文献
前田 浩 氏
医学博士/農学博士
熊本大学名誉教授/東北大学特別招聘プロフェッサー
『野菜の力はスープにあり』
英語のことわざでは「You are what you eat.」(ヒトの健康はそのヒトの食べ物次第)と云われている。ヒトの健康は充分な栄養と適当な運動が良いことは誰でも知っているが、食べ物については栄養成分として、糖質、たんぱく質、脂質、さらに多くのビタミンやミネラルであるが、野菜丸ごとには有用成分(化学物質)が数多く含まれていることはあまり知られていない。老化予防、成人病予防、メタボ予防に対して、野菜など植物に含まれる化学物質が近年とくに再認識されている。植物由来化学物質ということで、ファイトケミカルと呼ばれるが、これは植物のラテン語の語源がphyto(フィト)で、それを英語式に発音するとファイトと発音しているのがファイトケミカルである。それにはフラボノイドやポリフェノール、あるいは数多くの多糖類も含まれ、加熱によっては初めて細胞が破裂してスープ中に溶け出し、腸管で吸収されるので、生野菜より何倍も栄養価が上昇するのである。昔から「ビタミンCは加熱すると分解するので、野菜は生で食べましょう」と云われたが、それは実は結晶のビタミンCを蒸留水に溶かして加熱したときの話で、野菜丸ごとの加熱では、そのビタミンCはほとんど安定な型で残っている。野菜にはビタミンC以外に、通常あまり話題になっていないビタミンも緑色野菜には数多く含まれている。そのうちの葉酸やビタミンK、ルテインなども、抗酸化作用、傷ついた細胞の修復や、抗炎症、がん予防、アンチエイジングなどの作用があり、今でもホットな研究テーマである。また、納豆はビオチンを特に多く含み、他の大豆の有用成分に加え、理想的食品といえる。ハーブには薬効成分やアロマセラピーになる香気成分が数多く含まれている。漢方の多くの成分は薬効を示し、例えば青ミカンの陳皮はヘスペリジンなど無数の成分が含まれている。しいたけその他キノコも加熱や煎じることにより、冷水では溶出されない有用成分の多糖が、加熱で可溶性となり溶け出し、吸収が可能になる。これらの植物の多糖や分解物は腸内細菌をよい方に誘導し、さらに免疫力のアップをもたらし、感染防御にも役立っている。
※前田先生は自身の所属する2021年メディカルハーブ協会学術フォーラムにて登壇予定でしたが、高橋先生に変更
専門分野である植物化学においてアス飯オンラインスクール第2回目の講義でもピックアップし、パワーポイント作成で解説させていただいたお2人の先生、医学博士/農学博士の#前田浩 先生とハーバード大学医学部内科元准教授、麻布医院院長 医学博士の#高橋弘 先生。
自身の所属する日本メディカルハーブ協会2021年1月11日(月祝)オンライン 学術フォーラムにて前田先生が登壇予定でしたが、高橋先生に変更になりました。FM愛媛&JA全農えひめアス飯オンラインスクールに参加してくださった生徒さんは是非この機会に受講し、より一層の知識を深めてください。一般参加が可能です。
https://www.medicalherb.or.jp
【日本メディカルハーブ協会2021年1月11日(月祝)オンライン 学術フォーラム】
ハーバード大学医学部内科元准教授、麻布医院院長 医学博士 第二部 高橋弘氏
『ハーバード大学式 命の野菜スープ』
「ハーバード大学式 命の野菜スープ」はニンジン、キャベツ、タマネギ、カボチャを使った誰にでも簡単に作れる野菜スープです。この野菜スープには、私たちの体に必要な一日分のビタミンA・C・E、食物繊維、ファイトケミカルが豊富に含まれています。ファイトケミカルは野菜や果物、そして、バーブにも含まれる天然の機能性成分。抗酸化作用やデトックス作用、免疫力を強くする作用、アレルギーや炎症を抑える作用、がんや動脈硬化を予防する作用、ダイエット効果、アンチエイジング作用など色々な機能を持っています。「ハーバード大学式 命の野菜スープ」の一番いいところは飲むとほっとすることです。どんなに忙しい時でも疲れが取れて気持ちを穏やかにしてくれます。しかし、それだけではなく、肥満を防ぎ体重を減らすダイエット効果、糖尿病を予防し、糖尿病を予防・改善する作用、血圧を下げて高血圧を改善する作用、脂肪肝や脂肪肝炎を改善する作用、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防する作用、血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞などの血管の事故を防ぐ作用、便秘を改善・腸内環境を整える作用、発がんを予防する作用、炎症やアレルギーを抑える作用、感染症やがんと闘う免疫力をアップする作用など、体にやさしい自然の力が秘められている最強の野菜スープです。
麻布医院院長、医学博士、ハーバード大学医学部内科元准教授、テキサス州名誉市民、ファイトケミカル研究家。がんと肝炎の治療の専門家として食事と病気の関係に着目し、ファイトケミカルを患者に積極的にすすめて成果を上げている。日本肝臓学会肝臓専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、労働衛生コンサルタント。米国消化器病医師会フェロー、米国癌学会正会員。
米国テキサス州トリニティハイスクール卒業、埼玉県立浦和高等学校卒業。1977年東京慈恵会医科大学卒業後、同大学院(内科専攻博士課程)へ進み、同附属病院で臨床研修。1985年ハーバード大学医学部留学。講師、助教授をへて准教授となる。ハーバード大学医学部での肝炎やがんの研究を「サイエンス」、「ネイチャー」、「Proc. Natl. Acad. Sci. USA」、「Gastroenterology」、「Hepatology」などの世界最高峰の医学・科学雑誌に筆頭著者および責任著者(Corresponding author)として論文を多数発表した。2008年医療法人社団ヴェリタス・メディカル・パートナーズ理事長、2009年麻布医院院長に就任。
著書に『トップジャーナルにアクセプトされる医学論文 執筆と投稿のキーポイント』(メディカルレビュー社)、『ガンにならない3つの食習慣 ファイトケミカルで健康になる』(ソフトバンククリエイター)、『免疫を整えるレシピ』(エビデンス社、三省堂書店)、『ハーバード大学式「野菜スープ」でやせる!若返る!病気が治る!』(マキノ出版)、『ハーバード大学式 命の野菜スープ』(宝島社)、『ドクター髙橋の「ファイトケミカル」病気を治すいのちのレシピ』(主婦と生活社)、『血管があなたの命を決めている』(大和書房)、『帳消しメソッド』(日本実業出版社)、『野菜&くだものパワー!ファイトケミカルできれいにやせるレシピ』(宝島社)、『好きなものを食べながら健康的にやせる 帳消しダイエット』(日本実業出版社)、『がんの名医が考案!がんに打ち勝つ「命の野菜スープ」』(アスコム)、『ハーバード大学式 免疫力アップ! いのちの野菜スープ』(世界文化社)、『ハーバード大学式最強!命の野菜スープ』(宝島社)などがある。
麻布医院
www.azabu-iin.com/
日時:2021年1月11日(月祝)/13:00~17:00
参加費:会員 3,500円(JAMHA会員)/一般 6,000円
定員:100名
会場:オンライン(Zoom)
※申込み締め切り後、ご登録メールアドレス宛に詳細をお知らせいたします。
※info@medicalherb.or.jp からのメールを受信できるようにご設定をお願いいたします(docomo,au,softbank のアドレスをご利用の方は、メールが届かない可能性や、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性がございます。)
申込締切:2020年12月24日(木)
※アレンジで梅を絡ませてもGOOD!
主要構成
たんぱく質、ビタミンD3、マグネシウム、亜鉛、セレン、ビタミンCの同時摂取を意識した。
更に意識した植物化学及びミネラル
長ネギ(イソアリシン、イヌリン型フルクタン)にんにく(アリシン)生姜(ジンゲロール)わかめ(フコイダン:サイトカインストームを抑える。ビタミンDと相互補完マグネシウムも意識する)ブロッコリー(スルフォラファン)人参(βカロテン )舞茸(βグルカン)アーモンド(亜鉛、マグネシウム)蕎麦(ケルセチン、亜鉛、マグネシウム、マンガンなど)※ビタミンDの相互補完の関係性にマグネシウムがある。(よってマグネシウムの豊富なワカメ、十割蕎麦、ナッツ類で強化した。ビタミンDは今一番ホットなビタミン。ビタミンD2、ビタミンD3と検索してください)
納豆(6月12日加筆)
一粒一粒に栄養と旨味がぎっしり詰まる高栄養食品。胃腸を元気に働かせ消化を助ける高酵素食品でもある。食すことで体内酵素を節約。酵素は納豆を始め味噌などの発酵食品に含まれており、生の野菜や果物などの食べ物から食物酵素をしっかり取り入れることで消化を助けることができる。納豆はアミラーゼなどの食物酵素を含んでいる。ナットウキナーゼには血流アップ効果も。カルシウムとマグバランスバランスが良い食材。納豆は微生物の中でも超強力な増殖力を持ち、体内に取り入れると腸内細菌のコンディションを上げる。セロトニンは腸内細菌によって作られており、食物繊維によって腸内細菌を整えていく。納豆は食物繊維も豊富な上、レシチン、コリンといった脳の司令塔、前頭前野に働きかける栄養を含むメンタルヘルスにもオススメな食材。ビタミンKも含むので骨強化にも○。免疫に密接な関係性のある亜鉛補給にも○。整腸作用、感染症、免疫力、解毒、抗菌(納豆菌)血栓予防(ナットウキナーゼ)骨折、コロナ症状緩和の可能性も=ロッテルダム心臓研究によると天然ビタミンK2を豊富に含む食材を長年食す人は動脈内のカルシウム沈下が著しく低く、心臓血管の健康状態が良好。オランダではナイメーヘン市の病院で医師たちがビタミンKの欠乏と症状悪化の関連性を発見。新型コロナウィルスは血液凝固を引き起こし、肺の弾性繊維を分解するがビタミンKが凝固を調節。肺疾患から保護するタンパク質の生産に関わる。(ビタミンK2)更年期(大豆イソフラボン)アンチエイジング(スペルミン=ポリミアンの一種)セロトニン材料(トリプトファン)
その他、愛媛新聞収録で公開となった簡単提案
(抹茶甘酒ヨーグルト)
※夫は甘酒が苦手で蜂蜜派。豆乳が好きな人は豆乳を入れると尚◎
ヨーグルト、甘酒 各50cc
抹茶、すりごま 適量
ヨーグルト
腸内環境を整える王道(乳酸菌発酵食品代表)NK細胞(殺し屋)の活性化
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20201128-OYT1T50125/
喫茶養生記「茶は養生の仙薬、延齢の妙術也」「お茶は薬として始まり飲料となり茶道に成長した」岡倉角三(岡倉天心)『茶の本』芸術・文化・思想を取り込む。人生の美と調和。緑茶の甘み、旨味成分テアニン(脳の海馬に作用。ドーパミン、セロトニンを通じストレス、不安対策)はぬるま湯で溶け出す。渋み、苦味になるカテキン類(抗酸化作用、血中コレステロール抑制、抗菌、抗ウィルス、血圧上昇抑制)は熱湯で多く溶け出す。
注目2種
エピガロカテキン(免疫細胞マクロファージを活性化。低温で多く抽出。アミノ酸類のテアニンは水出しで多く溶け出す)
エピガロカテキンガレート(ウィルス表面突起結合。粘膜細胞に吸着出来なくして予防。70°Cから80°Cで抽出)
エビデンス(科学的根拠)は、緑茶(煎茶)から80℃くらいで多く抽出されるエピガロカテキンガレート(EGCG)や紅茶から沸騰直前の95℃くらいで多く抽出されるテアフラビン(TF)は、インフルエンザウイルスや新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス(SARS-CoV-2)のように、プラス鎖一本鎖RNAタイプのウイルスに対して、図で示した複数の部位で抗ウイルス活性を示すことが明らかになりました(Phytomedicine, 2020)。
出典
http://h-and-w.jp/2020/11/29/新型コロナウイルス感染症の予防には緑茶や紅茶/
食品医学研究所では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防できる可能性が高い食材として、「ショウガ」、「煎茶」、「マヌカ蜂蜜(できればプロポリス入りマヌカ蜂蜜)」「ニンニク」を多くの方々におすすめしている。
出典
http://h-and-w.jp/2020/08/02/必読!新型コロナウイルス感染症の予防に役立つ/
抹茶
メリットはお茶として溶け出した従来の水溶性成分のみならず、茶葉自体を砕くので茶葉が持つ栄養成分丸ごと摂取できるといった食材であること。抹茶注目はテアニン。(脳の海馬に作用。ドーパミン、セロトニンを通じストレス、不安対策)カテキン、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、セレン、リン、亜鉛、マンガン、ビタミンB1、B2、B6、C、Eなど豊富な栄養成分を含むスーパーフード。紅茶や各種お茶を積極的に利用する。
すりごま
植物性たんぱく質の宝庫。ストレスに対抗する為のたんぱく質、ビタミンB群やイライラを抑えるカルシウム、マグネシウム。また、食物繊維、鉄、ビタミンEだけでなく亜鉛も豊富。抗酸化物質のゴマリグナンに注目。
甘酒
米麹から作る甘酒がオススメ。古来から飲む点滴と呼ばれ、病中病後の回復飲料として、また夏バテ予防栄養補給源として重宝されてきたスーパー発酵ドリンク。
→アレンジ
豆乳入りスクランブルエッグにヨーグルトの甘酒ソース
卵
ビタミンD、亜鉛摂取にお手軽。亜鉛は生命の維持、健康の保持にとって極めて重要なミネラル。免疫と密接に関与。ビタミンD(ビタミンD欠乏がウィルス感染症発症に関与か?細菌感染症のリスクを下げる可能性。ウイルスの生存率や複製速度を下げる可能性のあるカテリシジンとディフェンシンの産生を誘発する。肺の内層に炎症や損傷をもたらし肺炎や急性呼吸窮迫症候群につながるサイトカインストームを減らす可能性を示唆)亜鉛不足はT細胞などの獲得免疫が低下し体内に侵入してきたウィルスを排除することが難しくなる可能性。卵は食物繊維とビタミンC以外の栄養素が含まれたスーパーフードと言える。
1人分
即席梅味噌緑茶
梅干し 1個
味噌 小さじ1
緑茶、生姜、長ネギ 適量
梅干し
クエン酸、リンゴ酸などの数多くの有機酸。マグネシウムや亜鉛などの免疫に関わるミネラルを豊富に含み、抗菌作用や疲労回復、食欲増進、消化促進や体をあたためる作用が。「1日1粒で医者知らず」。
味噌
「味噌の医者ごろし」。たんぱく質やビタミンに優れる。大豆を主原料にしイソフラボンを含む。微生物の働きが加わることで病気を防ぎ健康を保ってくれる万能薬的な存在。味噌などの発酵食品には腸内環境を整えウィルスへの抵抗力を高めることを期待。腸内環境と免疫は密接な関係。腸には体内の免疫細胞のうちのおよそ6割が集中。これを活性化させることが外部からの病原体と戦う免疫力向上に繋がると考えられる。食事療法で免疫力を高め善玉菌で身体を満たすことが一番の新型コロナウイルス対策。特に味噌汁、梅干し、ぬか漬け、納豆、甘酒などの発酵食品。江戸時代から食されている日本食そのもの。これまでの研究で味噌は熟成して発酵させればさせるほど大豆たんぱくとみその成分中にACE阻害ペプチド、高血圧防止ペプチドを生産する可能性。
デザートにみかん、ゆず、すだちなどの柑橘類を食す
(ヘスペリジン)薄皮や白い筋も食べると○
血中のβクリプトキサンチンを上げていく
各種メディアで発信している以下レシピ。見た目は違えどほぼ同じ構成で組んでレシピ開発した
5月16日放送!南海放送Beans レギュラー料理コーナー FUJ I presents「山瀬理恵子の今日からできるアス飯」土曜日11:55分〜(出演者:南海放送アナウンサー 甲斐彩加・料理研究家 山瀬理恵子)「免疫力アップ!ネギ味噌生姜、ぶっかけ緑茶漬け」
https://www.rnb.co.jp/tv/beans/
【日本が誇る伝統食材を用いて免疫調整の可能性がある主要栄養素(たんぱく質、ビタミンD3、ビタミンC、亜鉛、マグネシウム、セレン。イヌリン型フルクタン、その他多数の植物化学成分であるフコイダン、ジンゲロール、イソアリシン、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン等)で構成】
【アス飯レシピ動画 山瀬理恵子の今日もアス飯Vol.23】ふくやYouTube
https://youtu.be/IlV5emxJ-mI
❶卵:スーパーフード。ビタミンDと亜鉛、セレン摂取に。
⇒手軽に免疫力を強化できる
❷枝豆:グルタチオン濃度を上げる。メチオニン、ビタミンB1、Cも含まれる
⇒アルコール分解を促す。夏バテ防止
❸ツナ:ビタミンDが豊富
⇒免疫力アップに効果的
❹長ネギ : アリシンが含まれる
⇒ビタミンB1の効果を持続させる
❺桜えび : アスタキサンチンが含まれる
⇒強力な抗酸化作用
❻海苔 : マグネシウム、カルシウム、亜鉛が豊富
⇒マグネシウムがビタミンD、B1の働きに関与
❼レモン : ビタミンC、クエン酸が含まれる
⇒亜鉛などのミネラルの吸収率アップ、疲労回復
【FM愛媛79.7MHz noonday pop JA全農えひめpresents アス飯 4月30日フィトケミカル回】
レシピ
https://www.instagram.com/p/B_mQyz-jZ2t/?igshid=1r5fgmda7l2bu
説明
https://www.instagram.com/p/B_mRk-Uj6i7/?igshid=5gabtib4h802
ラジオパーソナリティ山崎愛
協力 松山東雲女子大学・松山東雲女子短期大学
山崎愛インスタグラムアカウント
@mana.yamazaki.627
https://instagram.com/mana.yamazaki.627?igshid=1ml7cgoumwt8w
番組インスタグラムにて放送分レシピ公開中!
@noonday_pop
https://instagram.com/noonday_pop?igshid=1kqvfegqiv8sd
その他、サポートガード役(2020/03/10 17:54FM愛媛収録時記録より抜粋)
アロマテラピー化学及び2020年講義纏め
https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/554726
この日の精油ブレンド
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/info/vol9.php
ニアウリシネオール、ユーカリラディアタ、ユーカリグロブルス(意識したのはオキサイド類の1,8-シネオール)、ティートゥリー(モノテルペンアルコール類のテルピネン-4-オール)ベルガモット(エステル類の酢酸リナリル、モノテルペン炭化水素類のリモネンなど🍊)。
日本精油ピックアップ
青森ヒバ(意識しているのはヒノキチオール、セドロール)
黒文字
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000023613.html
皆さんにお出ししたブレンド茶
緑茶(エピガロカテキンガレート EGCG エピガロカテキン EGC エピカテキンガレート ECG エピカテキン EC)ほうじ茶(青葉アルコール、リナロール、ゲラニオール、ピラジンなどでリラックス状態を)アールグレイ(ベルガモットにまつわる香り成分を得られる ex.酢酸リナリルなど)エキナセアとエルダーフラワー(免疫系の代表格)トゥルシー(ストレス対策に。もだま工房さんのサイトの文献が非常に参考になります。是非検索を)をブレンド。
メモ
免疫学の第一人者である宮坂昌之教授。「新型コロナウイルスにかからないために」。「ストレスを避けること。ストレスにより副腎からコルチゾールというホルモンが作られこれにより免疫細胞の機能が低下します。ストレスのある時に風邪を引いたりヘルペスになるのはこのため」 免疫反応を強くして、新型コロナウイルスにかからないための方法として、宮坂教授は以下の4点を発信されています。
・体内時計を正す
・積極的に体を動かす(白血球内のリンパ球が増加する)
・バランスの良い食事
・ストレスを避ける
その他、例年より日光を浴びる(ビタミンD合成)、ヨガ、入浴、鼻呼吸、五感を刺激することを意識する。
●研究精油
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/
使用例 鳥取大研究
http://hyperbrainlabo.com/ninchiaroma/
ローズマリー ・レモン
ラベンダー・オレンジ
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol11.php
ベルガモット
エステル類の酢酸リナリル、モノテルペン炭化水素類のリモネンなど🍊
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aeaj/20/3/20_200301/_pdf/-char/ja
https://www.google.co.jp/amp/s/prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000081.000005249.html
慢性的なストレスを受けて前頭前野の血流が少ない場合、その奥にある視床下部の機能も低下。視床下部は唾液中のIgAの分泌を促す神経の中枢。ストレスには快ストレス、不快ストレスがあり、例えば、大変な仕事だとしても、自分が好きなこと、好きな内容であれば、寧ろやる気に満ち溢れて高揚します。これが身体に良い影響を及ぼす快のストレス。私が日々、〆切に追われながらも、充実感を持ってレシピ試作している時なんかがこれに当たります。達成感を生む。三叉神経を介した刺激等で前頭前野の血流が良くなると視床下部が活性化。唾液中のIgAも増加。ベルガモット精油を用いた研究では吸引直後に微増し、その効果が長続き。30分後にも持続して増量した精油がベルガモット。香りを嗅いだ時、精油成分の分子は鼻の奥に有る各器官 ①嗅上皮粘膜②嗅毛③嗅神経(電気信号) ④嗅球・嗅索を経て⑤大脳辺縁系に達し⑥視床、視床下部を経て⑦大脳皮質の嗅覚野に伝わり「におい」として認知。(視床下部は免疫系の中枢)大脳辺縁系は生物の進化論的には脳の最も古い部位のひとつ。感情や欲求など情動に関与する事から「情動脳」と呼ばれます。特に扁桃体は外部からの刺激に対して「快・不快・恐怖」といった反応を起こす部位で、記憶の中枢も大脳辺縁系の「海馬」に有り、体験や学習で得た記憶を貯蔵しています。嗅覚は他の感覚と違って刺激が新皮質を経由せず、刺激がダイレクトに大脳辺縁系へ伝えられ、身体を調節するという特殊性が有ります。大脳辺縁系は嗅覚と最も関連性が大きな場所で、情動・意欲・記憶・内分泌系・自律神経系に関与。嗅覚異常は認知症の新たなバロメーターです。日本人に最も多いアルツハイマー型は、海馬よりも先に脳の外側の嗅覚に関わる嗅内皮質が冒されることが明らかになっています。そのため症状として普段から嗅いでいた香りが判別できなくなる嗅覚障害を呈します。認知症の重症度と嗅覚障害には相関関係も。高い再生能力をもつ嗅神経を効果的に刺激し、その刺激が海馬に伝わることで脳機能が活性化する可能性が研究されています。私が夫のコンディショニングケアに嗅覚刺激によるアロマテラピーを日々欠かさなかったのは、この嗅覚と脳のメカニズムによる可能性を知っているからです。
脳をいかにうまく使うか。
○ストレスフルにならない為の我が家のリラックスグッズは以下
各種精油・スパイス・植物・果物🍎野菜🥦
よもぎ湯
https://www.pharm.or.jp/flowers/post_29.html
ホワイトセージ
元々は石などの浄化に使って来ました。空気、場の浄化に重宝。ネイティブアメリカンたちの生活の中に根付いているホワイトセージの葉は、抗菌作用があることから時に薬として代用されています。浄化力の強さから自然界の構成である四大元素「風」「火」「水」「土」のエレメントの「土」に例えられ、古くから儀式や祈りの場で捧げられる神聖なハーブとして空間や人、物を浄化する時に「スマッジング」という方法で使用。火を焚く行為自体に『邪気を焼き尽くす』という意味もあるよう。
パロサント
南米ペルーに自生する天然の香木で「聖なる樹」と呼ばれる。樹脂を豊富に含んでいるため、わずかな木片だけでも濃厚で甘い香りを放つ。立ち昇る香り高い煙は、「場を清め、悪い精霊を追い払い、良い精霊を招き入れる」と言われ、パロサントの香りに惹かれて良いスピリットが集まって力を貸してくれる一方、悪いスピリットは追い払われます。インカ帝国の時代からシャーマンたちがヒーリングや清めの儀式にパロサントを使っており、現代においても、毒出しのアヤワスカの儀式においても、パロサントを焚いて場を清めています。また教会のミサで焚く薫香として、不幸や災難を払いのけるアイテムとして広く使われています。
竹酢
画像転載元
https://oumi-tsusho.com/index.php?竹酢液
竹炭
https://satoyama.kenkyu.ryukoku.ac.jp/publication/2118544ffe587b5d747f08c725722085d3a0df84.pdf
茶香炉
浦和時代に購入。緑茶やほうじ茶、ハーブティーの茶葉を置いたり、セージを炊くなどしています。