マンションでの4年間

マンションでの4年間

今暮らしているマンションに引っ越してきたのは2013年1月のこと。
大型のファミリーマンション。春になるとコブシの花を咲かせてくれる公園が目の前にあり、この木の下には大勢の子供たちが集います。



京都に到着し、大きな荷物を新しい部屋に運び入れている時に気づきました。

「東京からサッカー選手が引っ越して来た!」

と、既にあちこちで騒がれていることに。

夫はともかく私は一般人。結婚してからというもの、とにかく顔が見えないよう裏方で暮らしていたタイプの人間だったので(京都新聞のアス飯動画が始まってからは40歳目前にして真逆の方向へ。これもまた運命なのでしょうか。笑)ここまで騒がれてしまうとどういった距離感で接するのがベストなのか戸惑っていたというのが正直なところ。

ですが、子供パワーには勝るものなし(๑˃̵ᴗ˂̵)

人懐っこい子供たちを通じて急激に距離は近くなり、保護者の皆さんとも直ぐに仲良くなれました。╰(*´︶`*)╯

実は夫婦共々、このマンションに出逢えたことで、これまで身構えていた硬い殻を取っ払うことが出来たのです。

京都でコミュニケーションの幅をぐんと広げることになったのは、間違いなく強烈にウエルカムだった住人の皆さんの第一印象があってこそ。

夫が練習から帰ってくると、子供たちが歓声をあげながら連なって車までお迎えに行くのが日常の見慣れた光景でした。コブシの木の公園でサッカーしたり、サイン会をしたり、お母さん方も交えて皆で花火をしたことも。

夫の入居を機に、京都サンガのサポーターが一気に増え、1試合に30人近く観戦に来ることもしばしば。

ピッチ側からもはっきりと顔が見えるようで

「今日マンションの子たち来てた!」

といつも嬉しそうに話していました。

忘れもしない2013年のプレーオフ決勝戦前日のマンション前。
サプライズで夫をお見送りしてくれたあの日。



スーパーサイヤ人からの贈り物

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/114664

闘いに破れ、肩を落として自宅に戻ると、玄関のドアノブにこんなメッセージがかけられていて。

「子供達に夢をありがとう これからも応援します 母一同」

悔し涙が一転、あたたかさに包まれる涙に変わった2013年12月初旬の出来事でした。

お手紙を貰ったり、お話をしたり。夫と子供たちは特に密接な関係を築いていました。

そういった中で、スポーツには浮き沈みがあり、負けが続いたり、夫自身の波が下がることも。

私は勝手に、子供たちがガッカリしているのではないか、しんどい思いをさせているのではないかと。側近ゆえの色々を味あわせてしまうにはあまりにも幼い。かえってサッカーを嫌いになってしまったらどうしようと、一時はマンションからの引っ越しを考えたこともあります。

そんな時、1人のお母さんから

「何を気にしてるの!そんなもの山瀬選手だって人間なんだから、色んな時があるんだからって教えるから大丈夫よ!」

と、背中を思いっきりバチーンと叩かれ、笑い飛ばされたことがあります。

お母さんたちの方がずっとずっと頼もしかったのです。

あれから3年。

再び巡って来たチャンス。

しかし、夢は破れ

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/180396

そして、夫は契約満了となりました。

今年のクリスマス。

「感謝祭をするから理恵子も必ず来てよ!」

と念を押され、夫婦でフットサルコートへ。

サッカーしたり

サッカー教室をしたり

プロデュースグッズを買ってくださっていたお母さんもいらっしゃった!嬉しい!(๑˃̵ᴗ˂̵)

記念品の贈呈まで!

サイン撮影会!(私と撮影したご家族がいらっしゃいましたが、後で見て我に返って捨てないでくださいね!(*≧∀≦*) 笑)

笑顔溢れる感謝祭!




この4年間、良い時も悪い時も、いつも一緒だったマンションの皆さん。気がつけば子供たちの顔つきがこんなにも凛とし、身体も大きくたくましくなりました。同時に、お母さんやお父さん、私たち夫婦もきっと、子供たちと一緒に成長してきたのだと思います。

最後に

「本当のところはどうでしたか?気疲れしていませんでしたか?」

と尋ねてみると、皆さん口を揃えて

「とんでもない!私たちとしたらラッキーとしか言いようがなかった!嬉しいことしかなかった!本当にこのマンションに来てくれてありがとうございました! 」

とおっしゃってくださりました。

改めて、こんな素晴らしい方々が集うマンションで4年間も暮らすことが出来たのが、奇跡のように感じてなりません。

これからも子供たちの成長を楽しみに。また必ず!元気な顔を見せに来ます!(๑˃̵ᴗ˂̵)

お世話になったマンション住人の皆さんに心より感謝申し上げます。

「行ってらっしゃいパーティー」

「行ってらっしゃいパーティー」

※アス飯ダイジェスト版第二弾裏表紙作成でもお世話になったこの会の幹事、外村直美さんからお話をお聴きしました。

外村さんとの出逢いは2015年京都府サッカー協会主催の栄養講習にご参加くださったことを機に(新聞記事末尾に入っているのが外村直美さんのコメントです。今ではすっかり仲良しですが、実はこの日が初めての出逢い🙇‍♀️)

2016年度は京都サンガ主催のアス飯栄養講習にも全ての回に参加!👏

当時の外村直美さんの感想が京都サンガオフィシャルサイトに残っていました!

https://www.sanga-fc.jp/news/p/12523/

■先日は素晴らしい講習会をありがとうございました。あっという間の1時間でした。何からお話しすればいいのか…私が理恵子さんを勝手に師と仰がせて戴いている理由は、彼女の生き方観に魅了されているからです。実は理恵子さんから以前より『なおさんとは同じニオイを感じる』と言って戴いてるのですが、食事に対する思い入れや、人を喜ばせることを以て自らの幸福感を得るところですとか、確かに共感する点は多いと恐れ多くも自分でも感じています。常々理恵子さんは『明日に途切れていまうかもしれない命。ならば今日を精一杯生きる』という旨の事をおっしゃってますが、なかなか出来ない事だと思い、私が最も尊敬しているところです!凄い事ですよね。全身全霊で日々を生きるとはどういうことなのか、それをこの講習会を通じて毎回教えて戴いております。山瀬選手の言葉にもありましたが、最初は興味が薄いことも、根気よく丁寧に、 (食事や栄養素の説明)続ける事で素の力が何倍何十倍となって威力を発揮する。なんて素晴らしい事でしょう!何て事ない、普通の事なのですが忘れがちな、私達が生きていく上で大切なことをそっと気付かせてくれる、私の中で理恵子さんの講習会はそんな位置付けです。ご主人の仕事柄、もしかしたら人より多くのご不安や、ご苦労もあるのでは、とお察ししますが、持ち前のサムライ魂で乗り越えて来た理恵子さん。今の彼女は、一朝一夕で存在するのではなく、長年、地道に知識を蓄積し、経験を積み、そのすべてを以て不可能を可能にもしてしまうパワーを備えて来たのだな、と感じます。あの大きな声!まさに彼女の歩んで来られた人生の歴史による賜ですよね。 (そろそろ怒られそう!笑)前回も今回も感じた事は『一生懸命、楽しく生きる』って素晴らしい!って事です!(外村直美 様)

アス飯ダイジェスト版第二弾裏表紙作成「お母さんの力」

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/130130




団扇をいただいたことも!

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/140379

「そもそものきっかけは理恵子さんの栄養講習を一緒に受けて来た友人らが、純粋に理恵子さんとランチに行きたいという思いがあったことと、ビッグフラッグに携わっている久堀さんが、年内には家族で理恵子さんに挨拶に行かなきゃって言ってたことがきっかけなんです。」


 

「ビッグフラッグの歴史」取材・文 久堀、山瀬
http://yamasefamily.com/archives/project/ムラサキの誇り



「実際問題、逢いたいと思う人はたくさんいるだろうし時間が取れないんじゃないかっていう、始めは慎重な反応でした。だけど何かカタチにしたいと思っていたのも事実。そんな時に、あ!全部まとめちゃえばいいやん!って(笑)」

「理恵子さん前に、イル•パッパラルド行きたいって言ってたし、店主のケンちゃん(北村賢治さん)←私も知らなかったけど中学時代サッカーしてたらしい! に相談したんです。そしたら運良く日曜日貸し切れると!(これぞ理恵子パワー!)って感じでスタートしました」

「いざ人を集め始めたら外せない仕事とぶつかったりする人がいたりで『いいの!私はお別れなんてしないんだから!』って(≧∀≦)(笑)いや、ちゃうで、お別れ会ちゃうで!と。」


「せっかく京都に来てくれて、京都を愛してくれたおふたり。ここはいつでも帰れる場所なんだよ。何処に行こうとずっと応援するし、安心して『行ってこーい!』。ほんで『老後はまた京都で楽しくやろうぜ!』の気持ちのパーティーだから!との思いで、『行ってらっしゃいパーティー』と命名した訳であります!」
「それからの人集めは数人のサポさんに声かけて人を誘って貰って、後は主役に集めてもらうというズボラ幹事(≧∀≦)あれよあれよという間にお店のガラスが曇るくらいの大盛況でしたね。なんたって功治さんの登場が面白かった!勝手口から入って厨房で隠れて待機する功治さん。どんな顔して待ってたんだろう(笑)」

「乾杯の音頭も、締めの挨拶も事前オファーなしの当日指名!こんな雑な幹事ないね!大爆笑!でも、さすが素敵なスピーチでしたね。久保さん泣きだすのは想定外だったけど!愛されていたのね!(≧∀≦)」

「メモリージャーの発案は多恵さん。ボトルの装飾は舞ちゃん。折り紙のくす玉は舞ちゃんとこの次男君の力作です!」※位田多恵さん、前原舞さん

「今回のお店はイルパッパラルド!

http://www.ilpappalardo.com/

「チーズはナポリから直接空輸で仕入れてると聞いてます。本格的な石窯を導入したのは京都ではここが一番早かったとか。10日前に、しかも日曜日ランチに貸切とか、本当に奇跡的でした!」



「ちなみにお花屋さんはこちら!

https://m.facebook.com/Studio2065-166462163468525/?locale2=ja_JP

「友人の妹さん。たまたま北村さんともお友達の濱中依子さんという方のお店!このお花を知ったのもイル•パッパラルドにかざってあったのを見て(誰かに何か贈る時はこれ贈ろう)と決めていたのです。この笑顔です! 協力者 渋川玲子さん」

「因みに、、、デザートの和訳。スタッフの女性が前日に描いてくれてました。この会の趣旨を伝えて『なんかカッコいい感じでイタリア語で描いておいて!』とオーダーしたらこんな感じにしてくれました!」