クスノキ科落葉樹 低木
鎮静、抗ウイルス活性、抗炎症、免疫機能調整など
スズラン様フローラルノート
モノテルペン3級アルコールのリナロールが主成分
リナロールの分子式はC10H18O
その他成分に酢酸ゲラニル、1,8シネオール、ゲラ二オール、トランスージヒドロカルボンなど。リナロール含有量は地域によっても異なる。スズラン様の爽やかなフローラルノートにローズニュアンスと清涼感のあるミンティー・ユーカリ香。リナロール含有量だけで評価しがちであるが全体のバランスが良いかどうかも重要。独特の芳香で嗜好性が高い。個人的には月桃とのブレンドが好みだ。
2018年6月2日(土) 日本感染症学会学術講演会にて国立国際医療研究センター、愛媛大学医学部附属病院との研究結果を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000023613.html
広がる「クロモジ」を活かした取り組み 注目集める和の香りは地域づくりにつながるか
https://forest-journal.jp/market/29724/
クロモジ研究会
https://www.kuromoji.jp/about_kuromoji/
2020年度取得資格
長島司の「森の香り・里の香りコンシェルジュ」精油化学:ヒノキ、スギ、青森ヒバ=ヒノキアスナロ、トドマツ、アカエゾマツ、コウヤマキ、クロモジ、ニオイコブシ、クスノキ=カンファー樟、芳樟=リナロール樟、ユズ、八朔とその他の香り成分、ミカンとその他の香り成分、シークワーサーミカンとその他の香り成分、ラベンダー、シソ、ハッカ、月桃、ハマナス、キンモクセイ、水仙、ロウバイ、イグサ、調香他(株式会社一十八日 オンラインzoom校卒業)
長島 司 Profile
明治大学大学院農学研究科修士課程修了 農産製造学専攻。高砂香料工業株式会社に入社し前半は天然精油の化学研究・海外への生産委託を行い、またスパイスを中心とした天然物化学・合成香料の開発・パイロットプラントでの新規香料の工業化検討などを行う。後半は食品や化粧品素材の海外委託生産のコーディネート、機能性素材の海外大手メーカーへのプレゼンテーション、ヨーロッパでの展示会出店、海外生産拠点の生産管理統括に従事。定年退職後はハーブ・アロマ関連の講演、執筆を行うと共に日本精油生産者の生産、販売のトータルコーディネーションを行う。
一般社団法人「日本産天然精油連絡協議会」 理事
一般社団法人「香りの健康ライブラリー」 理事
一般社団法人「日本アロマ蒸留協会」 特別顧問
著書: 『ハーブティー その癒しのサイエンス』 フレグランスジャーナル社(2010)『ビジュアルガイド 精油の化学』 フレグランスジャーナル社(2012年)『ビジュアルガイド 植物成分と抽出の化学』 フレグランスジャーナル社(2018年)執筆: 『沈香を中心とした最近の植物精油の研究』 Fragrance Journal 73(1985)その他多数