THE KYOTO

雨水末候「草木萌動(そうもくめばえいずる)」。

突然ですが、今日の自分があるのは京都新聞さんのお陰です。詳しくは是非、下記URLを読んでいただけると幸せです。

京都新聞連載3年間をスタートから振り返る「紙面編」

https://yamasefamily.com/archives/4389

自身をゼロから育て、アス飯コンテンツヒット仕掛け人でもあった、当時、京都新聞運動部及び写真部部長のおにぎり部長こと塚本宏部長と、塚本部長の大親友で、現京都新聞取締役、論説・編集メディア特命担当の大西祐資さん。

京都新聞での連載が1年ほど経った頃、大西さんに初めてお会いすることが出来ました。こんなど素人が書く幼稚な作文的コラムを「素晴らしい、心に沁みます、教訓にしています」とお褒めの言葉をくださり、デジタルコンテンツの立ち上げ時には、紙面連載アス飯を動画にまで展開してくださった。これが、福岡や愛媛でのアス飯としてのメディア露出に繋がっています。

2017年、塚本部長がアス飯レシピの書籍出版直前、突然病に倒れ、その当時の私は決戦を控えているにも関わらず、毎日死ぬ程泣いていた。きっと大西さんもそうだったのではないか。

いつかの京都駅。福岡行きの新幹線を待つカジュアルな駅構内のカフェで、大西さんと2人、塚本さんの話をしながら人目も憚らず涙したことを一生忘れない。

京都新聞 塚本宏 「おにぎり部長」11回連載「神様が書くことだけを許したのだ」

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/493311

体が動かなくなり、言葉を発することができなくなった塚本部長。しかし、着実に歩みを重ね、今年2月には2度、岡山理科大学でもオンラインを通じて講師を担っている。

自身を見出してくださった塚本部長や大西さんに対し、私には恩返しをするという使命がある。使命といっても自分は特別な何かを持っているタイプでは無いので、今、1番の需要をいただいている、よりたくさんの方に自らが生まれ持ち合わせた果てのない元気をシェアすることで、ここから付随して全方向への活気に繋がることを目指す。

 

大西さんが発起人である「THE KYOTO」は、京都新聞社、141年目を歩み始める節目の2020年6月9日に、地方新聞社の業態進化に挑戦する新事業として、文化のプラットフォームを目指しスタートした。

「THE KYOTO」

https://the.kyoto/article

新しい常識が日々生まれる。

幸せの定義や豊かさの尺度も、

絶対的なものなんてない。

変化が加速する時代に、

周りに惑わされない「美意識」を鍛え、

自分らしく生きていく。

それには、京都が必要だ。

美を支える繊細な技術。

本質を掘り下げる姿勢。

物事を歴史的に捉える視点。

この街に根付く文化を

現代に活きる切り口で発信し、

中の人も外の人も一緒になって、

未来の文化を語り合い、生み出す場を作る。

「THE KYOTO」

新しい生き方のヒントが、ここにある。

毎朝記事や写真をお届けする「メディア」と新たな出会いが生まれる「サロン」、アイディアを形にする「クラウドファンディング」。この三つを組み合わせ、「未来の文化・伝統を創る」「そのプロセスにユーザーのみなさんに参加していただく」を目指す。

今夜9時からのオンライン番組「 THE KYOTO RADIO」で司会を務めるのが大西さん。皆様是非、この機会にご視聴ください。

大西さんからの伝言で「塚本のボスも見ています」とおっしゃっていました。笑

今夜のラジオはこちらから

https://the.kyoto/article/TK_RADIO_5

文化を知る。世界を変える。「THE KYOTO」

地方新聞社の業態進化 : 3つの新しいジャーナリズムへ挑戦

Slow Journalism〈 スロージャーナリズム 〉

新しさや速さよりも歴史に磨かれた智慧を探求し、現在に価値のある視点を丁寧に伝える。

Solutions Journalism〈 ソリューションジャーナリズム 〉

社会課題を提起するだけでなく、共感でコミュニティを生み出し解決まで導く。

Glocal Journalism 〈 グローカルジャーナリズム 〉

地域に根付く姿勢はそのままに、読者を世界へ拡げる。

スローガン 文化を知る。世界を変える。

「THE KYOTO」は、メディア、サロン、クラウドファンディングという3つの活動を柱に、京都の価値を再認識し、未来の文化を考えるグローバルなアート・文化のコミュニティを生み出すことを目指します。

3つの活動の柱

1. メディア

情報過多、フェイクニュース、フィルターバブルといった情報社会の課題に、京都に流れる時間のようにゆっくりと、丁寧な記事をお届けする。新しさや速さよりも歴史に磨かれた智慧を探求し、現在に価値ある視点で伝えるスロージャーナリズムの精神で、1日3本の記事を配信。「Inspiration」「Sense」「Idea」3つの刺激で、読者の美意識・哲学のアップデートをサポートする。

フォトグラファーの感性が切り取る〈美しさの一瞬〉。時が止まるような美しいひとときが、視覚を通じて全身を奮い立たせる。その背景にあるストーリーを感じながら、じっくりと楽しんでいただきたい。

自分の価値基準とは、生きる意味とは、学びとは何か。根源的な問いに向き合う〈骨太なストーリー〉。世代、性別を問わず、文化を発信、継承する人々の生き方、考え方にこれからの時代のヒントを探る。

今日のあなたを磨く〈ひと匙のアイデア〉。食、アート、歴史、音楽。ありとあらゆるジャンルから、新しい視点や知恵、情報を紹介。気軽に読め、毎日をちょっとずつ豊かにしてくれる記事をお届けする。

2. サロン

日本を代表する多様な文化人とグローバルな文化が交わる対談や座談会を企画。失われかけているサロン文化をアップデートし、より新鮮で刺激的な場を目指す。人生で最高の贅沢は人との出会い。リアルからしか生まれない学びとインスピレーションを、デジタルと両輪で提供していく。

3. クラウドファンディング

未来の文化を創るアイデア、人、お金を繋ぐクラウドファンディング。メディアやサロンを通じて生まれたアイデアを、社会実装することで世の中を動かしていく。美しき伝統、後世に伝えたい知識や技術、アイデアで解決したい社会課題、地域課題。「THE KYOTO」らしい豊かな解決方法で世界を変えていきます。

メンバー挨拶

大西祐資 (発行人)

140年余り、ずっと京都を見つめる新聞社だから、きちんと京都の玄関にお招きし、一歩も二歩も分け入った文化の奥深い場所に誘います。伝えたいのは多様な価値観。触れてほしいのは伝統の繊細な差異と現代の息吹。きっと、みなさんの心の支えになる、とびっきりの一つを見つけていただけるはずです。そして、「THE KYOTO」と一緒に、新たな何かを生み出しませんか。

プロフィール : 1989年に京都新聞社入社。社会部事件キャップ、社会担当部長などを経て、今年3月まで1年9カ月にわたり編集局長。共著に「権力に迫る『調査報道』」(旬報社)。1994年度新聞協会賞=連載「こころの世紀」(取材班メンバー)=や2014年第21回坂田記念ジャーナリズム賞=福島原発事故に伴う県外避難者報道(取材班代表)=など受賞。

各務亮 (編集長&クリエイティブ・ディレクター)

京都の文化は、美しさと未来へのヒントに溢れています。でも、その多くが継承の危機に直面しています。「THE KYOTO」では、文化・アートを愛好する世界中の人々と、地域の文化をつないでいきたい。地域文化を観るだけでなく、そこに参加いただき、育てることを新しい常識にしていきたい。未来の文化をつくる贅沢を、みなさまとご一緒できること楽しみにしています。

プロフィール : 2002年から中国、シンガポール、インドなど電通拠点を移り住み、2012年から電通京都支社勤務。京都から日本ならではのグローバル価値を生み出すべく「GO ON」「太秦江戸酒場」「夕暮能」など伝統に異分野を掛け合わせた全く新しい商品、サービス、事業を多数立ち上げ。佐治敬三賞、カンヌライオン、D&ADなど受賞。