京都新聞「アス飯」第71回目

京都新聞「アス飯」第71回目

本日発売の京都新聞朝刊「アス飯」に掲載していただいているレシピ写真です。

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今回の紙面レシピは京都新聞ホームページで来月公開「アス飯」料理動画にゲスト出演いただいた「京都グルメタクシー」岩間孝志さんとコラボ。

京都グルメタクシー 岩間孝志さんブログ
http://archette.exblog.jp
元フレンチシェフの岩間さんが作る本場ブイヤベースを、学生さんや、料理にあまり馴染みの無い方でもチャレンジしやすいレシピに改変。(コラボする場合は摺り合わせ作業が大変で、今回はこちらのワガママで、岩間さんレシピをかなり「アス飯」寄りにしていただいています。)「京都グルメタクシー」岩間孝志さんのブログの方で、始めに「アス飯」にご提案してくださった作り方を公開中です!

岩間家流 ブイヤベースの作り方
http://archette.exblog.jp
紙面栄養説明でも書かせていただきましたが、エビ、イカ、タコ、あさりなどのシーフードは疲労回復効果があるだけでなく、高タンパク低脂肪。満腹感を得たい時にもおすすめ。魚介類はスポーツ選手の減量にも用いられる食材です。

また、夫が大怪我をした時など、長期リハビリに入る場合、とにかくウエイトを増やさないことが必須となり(リハビリ時は消費カロリーが少ないのに、早く怪我を治そうと一生懸命栄養を摂ろうとしがち。食事の摂り方を間違えてしまうとカロリー過多になりウエイトはどんどん増えていきます。高タンパク低脂肪食材に意識を置くこと、また炭水化物量を通常の半分程度まで減らすなどして調整をかけます)このような魚介類は重宝しました。

今回レモン(ビタミンC)も入れていますが、柑橘類は風味づけになるだけでなく、スポーツ選手の怪我時のコラーゲン(タンパク質)の吸収を上げる役割も担ってくれます。
これらの経験を生かし、岩間さんのブイヤベースに少量の炭水化物(ご飯)を用い、軽い主食にもなるレシピにアレンジ。

紙面レシピは2人分ですがご飯量が茶碗1杯分になっているのはその為です。

おかゆや雑炊、おじやなど、少量のご飯(1人分が茶碗半分になります)にスープを入れることで膨れ上がり、そこに魚介類も足してあげることで量増しの効果が。いつも以上の量を食べている錯覚を起こさせます。

淡白な白身魚も脂質が少なく良質なタンパク質が豊富。高タンパクな食事は体重を落としたくても筋肉は落としたくない時に適します。

トマトやタマネギは血液サラサラ効果でダイエットに適した食材。パセリは極めて栄養価の高い万能食材で食中毒の予防効果も。夏場は特に積極的に食べたい野菜です。

ここまでダイエット風なご飯ですので、ここらで岩間流、プロヴァンスの風を思いっきり流し込んでいただく為に、岩間さんに、簡単なアイオリを作っていただきました。本来はスープに直接混ぜるそうですが、見た目の良さにこだわったこと、また罪悪感を減らす為(ダイエットをうたっているので。笑)少しずつつ、個人で調整いただけるようにしました。

アイオリをつけながらいただくスタイルのスープご飯が、収録時、アス飯スタッフも大絶賛!夫も数回試食してくれましたが、夏場に適したとても美味しいスープご飯だね!進む!とのお墨付き。
来月公開となる料理動画の方でも、煮込み時にパセリの茎を入れたり、トマトのタネを抜くなど、様々なプロの技も見られますので、どうぞ楽しみにしていてください!

コラムの方は、岩間さんとの、偶然とも奇跡とも言える出会いから、ここまで発展した流れを書かせていただきました。

京都新聞紙面を是非ご覧ください。

京都新聞紙面「アス飯」第70回

京都新聞紙面「アス飯」第70回

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本日発売の京都新聞さんに掲載していただいたレシピ写真です。

70回まで来ました。読者の皆様と京都新聞さん、試食隊の夫のお陰。本当にどうもありがとうございます。

タイトルカットデザインが本日からリニューアル。実際に紙面を見ていただいた方からはアグレッシブな印象を受けると。京都新聞さんが撮影してくださりました。心より感謝申し上げます。
今回は1000年以上の歴史を持つ伝統健康食の味噌にスポットを当てて。
共立女子大学の上原誉志夫教授が、2013年10月に行われた第36回日本高血圧学会総会にて、最新研究「習慣的味噌汁摂取が血管年齢に与える影響」を発表し話題となりました。

味噌の材料は、良質の植物性タンパク質を多く含む大豆。発酵によって多くの栄養成分が作られ、その約30%がアミノ酸であるだけでなく、必須アミノ酸8種類を全て含む珍しい食材のひとつ。

近年味噌が見直され、注目を浴びています。

我が家でも、朝ごはんでお味噌汁を出しています。夫婦共々幼少期からの食習慣もあり、1日1杯のお味噌汁は欠かさず。

それでは掲載していただいているレシピの栄養説明です。

トマトはスポーツ選手を紫外線の害から守り、これからの時期の必須食材です。トマト缶に含まれる強力な抗酸化作用のあるリコピンは、加熱することで吸収率がアップ。トマトに含まれるグルタミン酸が、みそ汁の昆布だしに含まれるイノシン酸と合わさることで旨味成分が倍増。血流や代謝もアップさせます。

おふくろの味、みそ汁の定番具材である豆腐は、木綿がタンパク質、絹はビタミンB1が多く、夏バテ予防なら絹豆腐がおすすめ。

大量の汗からは鉄分も流れ出る為、あさりやクレソンなど鉄の多い野菜を意識して摂取することも忘れずに。鉄が不足すると酸素が身体に行き渡らず、フラフラを招く貧血の原因となります。

あさりなど良い出汁が出て美味しい貝類は、亜鉛やセレンといった微量元素が摂取でき、栄養面のほかに味覚の改善にも効果が。

※吸収率を上げる為、あさり(ヘム鉄)+クレソン(非ヘム鉄、ビタミンC)で組みました。

クレソンは一昨日も記しましたが、米ウィリアム・パターソン大学の研究、栄養素密度の最も高い野菜、果物の第1位に輝いたスーパー野菜。トマトやみそ汁との相性も抜群。

ネバネバ食材のおくらは生命力と活力の源と言われ、手軽な夏バテ予防のスタミナ緑黄色野菜。今回使用した食材との相性も良いです。
写真はアレンジバージョンの素麺入り。

冷えても美味しかったです。

カットトマト缶が無ければ、食塩無添加のトマトジュースで代用可。

試作でテクスチャーを色々見て、食べ比べてみました。

フレッシュ固形だとトマトが前面に主張。個人的には好きです。

トマトジュースだと全体的に濃厚な赤に。味は缶詰めに近い。

トマトカット缶が程よくトマトが口の中に残り、液体にも馴染む形状。見た目のバランスも良かった為、今回はリコピン量も多い缶詰に軍配を上げました。

味噌分量ですが、ご家庭に何味噌があるか分かりませんので、適量表示にさせていただいております。

試食して貰った夫の感想は、食べる前は見た目が結構赤いから酸っぱいのかと思い、苦手な味かもしれないなと思ったけど、これなら美味しい。むしろトマトが分からないくらいに絶妙。でもこれ以上トマトを増やすとダメかも、とのこと。

私的には紙面掲載レシピの倍量入れても美味しくいただけました。

このように人間の味覚には誤差があり、人それぞれ欲するものも好みも違います。

万が一トマトの酸が入り過ぎたとしても、味覚部分だけに注目するなら味噌で味の調整が出来ますので是非お試しを。

ご家庭でお好みの配分にし、アレンジを愉しんでいただけると幸せです。これこそが家庭の味であるお味噌汁の醍醐味。

ちなみに、コラム内にあるちゃんちゃん焼き。母作です。
こちらが石狩鍋。私が作りました。いずれも北海道の郷土料理。
本日発売の京都新聞紙面を是非ご覧ください。

京都新聞「アス飯」紙面 第68回&ホームページ料理動画25本目公開開始

京都新聞「アス飯」紙面 第68回&ホームページ料理動画25本目公開開始

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本日発売の京都新聞に掲載していただいているレシピ写真です。
〆切直前までタイムリーなウナギを主要食材として用いようか迷いましたが、担当デスクと相談し、やはり「高価なものである」という理由から、ウナギは外すことに。

夏場のどこかのタイミングではウナギを使った夏バテ対策レシピを考案する予定です。

今回のテーマは「初夏!脳の活性化ご飯」。紙面をお持ちの方は、こちらのレシピの出来上がりに、余裕があれば、それこそウナギの蒲焼きだったり、焼き鮭や秋刀魚、鯖缶、真鯛のお刺身に昆布塩をさっとふって上にのせてあげたりと「DHA」を含む食材をお好みでトッピングすると更なる脳の活性化(集中力、記憶力、判断力の向上)が期待出来ます。

運動時に必要なのは身体に対する栄養素だけではありません。脳の働きを活発にしてくれる食材にも注目してみましょう。

暑くなってくるこれからの時期に食卓の定番となる枝豆は、手軽で身近な食材でありながら、疲労回復のビタミンB1や良質なたんぱく質を含むスポーツ選手の必須食材。ネギに含まれるアリシンと一緒に摂ることで、疲労回復効果を持続させます。

独特な香りで心身をリラックスさせてくれるすだちと共にストレスを撃退するビタミンCも豊富。

また、大豆に含まれる「レシチン」は脳神経を活性化。最近記憶力の衰えが気になるという方や、学習能力のアップも期待出来る非常に優秀な食材です。

ごはんなどのブドウ糖は、不足すると思考能力の低下、集中力の欠如やイライラを生み出します。

鶏肉には神経伝達物質の合成に欠かせないビタミンB6が豊富。

旬のきゅうりに含まれる香り成分「ピラジン」にも脳の活性化や精神の安定作用が。スポーツ時の身体にこもりがちな熱を取り除いたり、のぼせにも効果的です。

白髪ネギときゅうりのシャキシャキ食感、甘めにこっくり仕上げた旬の新ゴボウと鶏肉に、すだちの酸がバランスよく入ってくれて上品に仕上がりました。とても美味しいです。大人の方は山椒をふっても◎。そこに今注目のレシチンを持つ枝豆の食感や香ばしさも入り、彩りも清々しく爽やか。大変美しいので、是非皆さんにチャレンジしていただけると幸せです。

余談ですが、今回、食材にキュウリを持って来たことを本気で怒っていたのはキュウリの大嫌いな夫でした(笑)

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動画はこちらを公開中!

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/athmeshi/

感謝のJ400戦出場 

感謝のJ400戦出場 

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以下京都新聞紙面より抜粋させていただきます。

前節札幌戦にフル出場した京都サンガFCのMF山瀬功治が、プロ18年目でJ1・J2通算400試合出場を果たした。「何人もいると思うし、特別なことではない」としつつ、2度のじん帯断裂など大けがを何度も乗り越えての記録なだけに「いろんな人に支えてもらった」と、感謝の言葉を口にする。

札幌を皮切りに、浦和、横浜M、川崎、サンガでプレーし、J1で288試合、J2で112試合出場。推進力のあるドリブルとパンチのあるシュートに加え、チームから求められる役割をピッチで表現する姿勢も光り、大けがで度々離脱しながらも必要とされる選手であり続けた。

元日本代表は34歳となり「1歩2歩の切れで(年齢を)感じざるを得ない部分はある」と素直に話しながら「パフォーマンスを上げるために何ができるか常に考えている」と、さらなる向上心を見せる。

400戦目は生まれ育った北海道での凱旋(がいせん)試合。終了間際にゴール前に切れ込んでシュートを放ち、下畠のプロ初ゴールをお膳立てしたが、1-3で敗れた。チームは5戦未勝利だが「次の試合に向けて何をするかしか考える必要はない」。

今季は副主将も務める。始動日から厳しいトレーニングを重ね「久しぶりにしっかり体を作ってシーズンに入れた」と手応えも感じる。石丸監督から「攻守両面で献身的で、周りにも声をかけられる」と信頼を置かれ、4戦出場中だ。サンガでプレーして4年目。まだまだ、歩みを止めない。

大竹記者