以下京都新聞紙面より抜粋させていただきます。
前節札幌戦にフル出場した京都サンガFCのMF山瀬功治が、プロ18年目でJ1・J2通算400試合出場を果たした。「何人もいると思うし、特別なことではない」としつつ、2度のじん帯断裂など大けがを何度も乗り越えての記録なだけに「いろんな人に支えてもらった」と、感謝の言葉を口にする。
札幌を皮切りに、浦和、横浜M、川崎、サンガでプレーし、J1で288試合、J2で112試合出場。推進力のあるドリブルとパンチのあるシュートに加え、チームから求められる役割をピッチで表現する姿勢も光り、大けがで度々離脱しながらも必要とされる選手であり続けた。
元日本代表は34歳となり「1歩2歩の切れで(年齢を)感じざるを得ない部分はある」と素直に話しながら「パフォーマンスを上げるために何ができるか常に考えている」と、さらなる向上心を見せる。
400戦目は生まれ育った北海道での凱旋(がいせん)試合。終了間際にゴール前に切れ込んでシュートを放ち、下畠のプロ初ゴールをお膳立てしたが、1-3で敗れた。チームは5戦未勝利だが「次の試合に向けて何をするかしか考える必要はない」。
今季は副主将も務める。始動日から厳しいトレーニングを重ね「久しぶりにしっかり体を作ってシーズンに入れた」と手応えも感じる。石丸監督から「攻守両面で献身的で、周りにも声をかけられる」と信頼を置かれ、4戦出場中だ。サンガでプレーして4年目。まだまだ、歩みを止めない。
大竹記者