記事引用元 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/sp/nsp/avispa/article/314136
アビスパ福岡 山瀬 カズに並んだ!! J歴代2位18年連続弾
■京都下し連勝
レベスタが歓喜に沸いた。J1だった昨年7月13日のFC東京戦以来となるホームでのJ公式戦勝利。流れを呼んだのは、今季京都から加入した山瀬だ。前半3分。ペナルティーエリア内で不規則に弾んだウェリントンからのパスを右足で巧みにさばき、ゴール右上隅に先制弾を決めた。
「古巣との対戦は楽しみだったけど、それより(福岡が)ホームでしばらく勝てていないと聞いたので。何とかしたかった」。昨秋に京都から戦力外通告を受けた後、主力としてオファーした福岡への“恩返し弾”に胸をなでおろした。
2000年のJ2札幌でのデビューから18年連続得点。この日、50歳でゴールを決めた三浦知良(横浜FC)と並ぶ“参考記録”のJ歴代2位だ。02年夏の右膝前十字靱帯(じんたい)断裂など、けがに苦しみながらも結果を積み重ねてきた。
「年を重ねても技術は落ちない。パフォーマンスを維持するため、自主練習の方法も常に考える」。1月9日の全体練習初日からピッチに最後まで残り、コーチと浮き球のパスを交換。地道に努力するベテランを、井原監督は「経験豊富で攻撃のアクセントになってくれている」とたたえた。
■音頭に戸惑い
試合後に勝利の儀式として初めてサポーターと行った「博多手一本」では、音頭取りを任されて戸惑った。「合いの手は練習したけど…。音頭も復習します」。首位浮上の可能性もある次節19日のホーム熊本戦も、殊勲弾を決めて音頭を取る。 (末継智章)
◆歴代2位タイも参考扱い 山瀬はJ1とJ2で18年連続得点。Jリーグデータセンターによると遠藤保仁(G大阪)の19年連続に次ぎ、三浦知良(横浜FC)と並ぶ歴代2位となるが、Jリーグは同一カテゴリーでの記録のみ「連続」とみなすため参考扱いとなる。公認記録は小笠原満男(鹿島)がJ1で記録した17年連続。
▼福岡・ウェリントン(目標のハットトリックはならなかったが、新加入ポッピの右クロスに頭で合わせて2試合連続得点)「クロスがファーサイドに来ると読んでいた。彼との連係には手応えを感じている」