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Jリーグ通算600試合出場&Jリーグ23年連続ゴールの偉業を達成した、33.山瀬功治選手メモリアルグッズの、受注販売決定‼
ベテランが示す技術と勝利へのスピリット
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連戦は総力戦ですが、特にベテランの経験値が必要になる試合が続きます。前節はゲームコントロールに課題を残した試合になり、ボールを持てども無得点。ベテランがゲームの流れを読み、チャンスを逃すことなくゴールに結びつけるかが大きなポイントとなりそうです。
試合に向けた準備期間が短い中、とりわけ大きな期待が懸かるのが大ベテランの33.山瀬功治選手です。今年は6試合のうち2試合に先発出場し、先発した試合の戦績は1勝1分0敗。自らゴールも決めて、レノファの勝点奪取に大きく貢献しています。
山瀬選手は1981年生まれの40歳。北海道出身で、コンサドーレ札幌(北海道コンサドーレ札幌)、浦和レッドダイヤモンズ、横浜F・マリノスなどでピッチに立ち続けてきました。札幌では現役時代の名塚善寛監督とともにプレー。山瀬選手は二十歳前後の多感な時期でも真摯(しんし)な姿勢でサッカーに向き合い、名塚監督は「功治は今と全然変わらず、若い頃から志を高く持っていました」と話します。
2013年以降は活躍の場をJ1からJ2に移しますが、ペナルティーエリアの中で仕事ができる選手であり、さらにはゲームメークにも力を注げる選手として躍動。アビスパ福岡や愛媛FCでもコンスタントに試合に出場し、当時のレノファの選手たちにとって、警戒しなければならない相手選手の一人に名前が挙がっていました。
実際に山瀬選手は「仕掛けて常にシュートを狙っているというのも怖さだと思いますし、相手からしたら常に嫌なポジションにいて、嫌な動きをするというのも怖さだと思います」と話し、役割が変化する中でも味方を援護し、相手には警戒心を抱かせるポジショニングやボールの動かし方を意識しています。
今年は新たなチームとしてレノファでのプレーを決断。20年以上の時を経て、再び山瀬選手と名塚監督のタッグで、チームの勝利を誓います。
「今こうやってプレーできているのは、チームが僕にオファーを出して、サッカーをやる機会を与えてくれたということに尽きます。自分のできることで、その恩に報いたいという思いを持ちながらやってきています」
開幕戦ではスタメンこそ掴めませんでしたが、ベンチメンバーを含む18人の中に入り、後半の途中から出場。さらに第2節のブラウブリッツ秋田戦では先発出場し、8.佐藤謙介選手の縦パスを引き出して、23年連続ゴールとなるシュートを決めています。第5節のFC琉球戦ではJリーグ通算600試合出場を達成しました。
これらの数字は「達成したい目標の一つですが、それは結果として出てくるもの」と副次的なものだとしていますが、個人の記録を早い段階で達成できたことで、よりチームの記録に集中できるようにもなりました。山瀬選手は秋田戦のあとで「気持ちを切り替えてやっていきたい」と語り、レノファのチームとしての目標に全力を注ぐ構えです。
レノファはこれからホームで2連戦。山瀬選手の技術をスタジアムで目撃できるチャンスがまた訪れます。
注目はボールの受け方とその前後のプレーです。秋田戦のゴールシーンでは佐藤謙介選手がパスを出すよりも前に、山瀬選手はペナルティーエリアの中に侵入。しかし、パスを受ける直前に一度エリアの外に出て相手を吊り出し、すぐに踵を返して相手の背後へと回りました。このしたたかな動きで得た猫額のオープンスペースで縦パスを呼び込み、左足でゴールへと振り抜いています。
繊細な動きは決して試合だけで披露しているのではなく、23年間、怠ることのなかった日々の積み重ねから来ているもの。トレーニングでも一切の妥協はなく、連戦前の練習ではタッチライン際でくるりとターンし、文字通り華麗にディフェンスを置き去りにするプレーを見せています。
「やれることをやるだけだと思ってやっています。そういう思いがなければまずはピッチに立つべきではないと思います。そういう意識のもとでやっていきたいと思います」
淡々と話す山瀬選手ですが、内なる勝利への野心や未だ消えることのない向上心が、練習でのプレーにも、試合で見せるプレーにも凝縮されています。そして、ここぞというタイミングで勝利直結の仕事をする山瀬選手の力は、踊り場で足踏みをしている状況のチームにとって、最も必要なものと言えるでしょう。
幕末期の吉田松陰の行動力に驚かされたという山瀬選手は「現状を打破するためにどうすべきかという行動力や先を見据えた動きというのは大事」と力を込めます。まさに現状を打破したいレノファにとって、頼るべき救世主が33番を付ける山瀬功治選手。勝利を約束する維新のスタジアムで、今を変え、未来を築く仕事に挑んでいきます。
#山瀬功治 #レノファ山口