2026年4月2日 15:55〜生放送
出演
宮原睦実(yabアナウンサー/スタジオ)
八谷秀樹(yabアナウンサー/スタジオ)
山瀬理恵子(料理研究家/スタジオ)
中村萌音(yabアナウンサー/ニュース)
浦俊哉(気象予報士)
元レノファ山口FCに所属していた夫・山瀬功治の現役時代、試合前に必ず食べていた思い出の一皿を生クッキング!日本代表時代から20年以上作り続けて来た、定番レシピです👩🍳
≪春の疲れを吹き飛ばせ!ローズマリーポテト≫
【材料】2人分
・新ジャガイモ 3個
・新玉ネギ 1/2個
・アンチョビフィレ 3枚
・ニンニク 1片
・白ワインビネガー
(酢、林檎酢、レモンでも可) 大さじ1
・ローズマリー 1〜2枝
・ミニトマト 3個
・オリーブオイル、塩、黒胡椒 適量
【作り方】
①新ジャガイモは皮付きのまま蒸す。(またはラップをして600Wで約4分加熱)新玉ネギは薄くスライス、ニンニクとアンチョビはみじん切り、ミニトマトは4等分、ローズマリーは葉をしごいて刻む
②フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクとアンチョビを弱火で香り出し、新玉ネギをさっと炒める。加熱した新ジャガイモを手で割って加える。
③白ワインビネガーとローズマリーを加えてフタをし、1分蒸す。ミニトマトを加えてさっと火を通し、塩・黒コショウで味を調える。
※アンチョビ無ければ塩・黒胡椒だけでも🙆♀️
🔴現役時代に取り入れてきた理由
このレシピは試合前のコンディショニング食として、エネルギー供給・代謝・神経機能を同時に整えることを目的に構成している。
新じゃがいもはグリセミック指数(GI)が比較的高く、摂取後すみやかに血糖を上昇させ、筋肉や脳のエネルギー源であるグルコースを効率よく供給する。試合前においては、この「即時エネルギー供給」がパフォーマンスの土台となる。
白ワインビネガーに含まれる有機酸(酢酸・クエン酸など)は、糖質の消化吸収を助け、クエン酸回路を通じてエネルギー産生を促進する。またキレート作用によりミネラルの吸収効率を高め、体内での利用をスムーズにする。さらに胃酸分泌を促し、消化全体の質を高める役割も担う。
新玉ねぎとにんにくに含まれる硫化アリルは血流を促進し、酸素や栄養の運搬効率を高める。さらに、にんにくのアリシンはビタミンB1と結合してアリチアミンとなり、体内での滞留時間を延ばすことで糖質代謝を持続的に支える。
アンチョビはカタクチイワシ由来の発酵食品であり、特にオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)を豊富に含む点が重要である。DHAは神経細胞の機能維持に関与し、判断力や集中力といった試合中のパフォーマンスに直結する脳機能を支える。また神経伝達の効率を高めることで、プレーの精度や反応速度の維持にも寄与する。EPAは血流を改善し、筋肉への酸素供給を高めることで持久力や回復力に寄与する。さらに炎症を抑える作用により、筋肉ダメージの軽減や試合前後のコンディション維持にも重要な役割を持つ。
ミニトマトに含まれるリコピンは強力な抗酸化成分だが、生の状態では主に「トランス型」で存在。体内で吸収されやすいのは「シス型」であることが知られている。
・加熱
・油(オリーブオイル)
・にんにくや玉ねぎ
と組み合わせて調理することで、トランス型からシス型への変換が促進され、吸収率が高まることが報告されている。これは、にんにくや玉ねぎに含まれる硫化アリルが加熱によってジアリルジスルフィドなどに変化し、リコピンの構造変化を促進するためである。
ローズマリーはカルノシン酸やロスマリン酸による強力な抗酸化作用に加え、血流促進や脳機能の活性に関与する。これにより集中力や判断力を支え、香りによる自律神経への作用と合わせて、試合前のコンディションを整える。
ローズマリーは古代から「若返りと回復のハーブ」として使われてきた植物である。
中世ヨーロッパでは「王妃の水」として知られるハンガリー・ウォーターの主成分として用いられていた。14世紀、当時70代であったハンガリー王妃エリザベートは、ローズマリーをベースとした化粧水を使うことで健康と美しさを取り戻し、隣国の若き王から求婚されたという伝説が残されている。
さらに時代をさかのぼると、古代ギリシャ・ローマ時代から医療や日常生活に広く取り入れられてきた。古代ローマの医師ディオスコリデスは『薬物誌』の中で、ローズマリーには身体を温め、疲労を回復させる作用があると記している。運動や入浴、食事と組み合わせることで、回復を促すハーブとして活用されていた。
また、博物学者プリニウスも『博物誌』において、ローズマリーの浄化作用や視力への効果について言及している。
中世のヨーロッパでは、床に撒いて香りで気分を高めたり、枕の下に入れて眠ることで悪夢を防ぐなど、心身のケアに幅広く用いられていた。さらにその抗菌作用から、病室で焚いて空気を清浄に保つ目的でも使用されていた。
このようにローズマリーは、古代から現代に至るまで
・疲労回復
・精神の安定
・抗菌・浄化
・若返り
といった多面的な作用を持つハーブとして、長い歴史の中で人々の健康を支えてきた。
ローズマリー
【学名】Rosmarinus officinalis
【科名】シソ科
【使用部位】葉部
【主要成分】
1,8-シネオール、カンファー、ボルネオール、酢酸ボルニル、β-カリオフィレン、ロスマリン酸、カルノシン酸、カルノソール
【作用】
・脳機能亢進
・血流促進
・抗酸化
・抗炎症
・自律神経調整
【適応】
・記憶力低下
・集中力低下
・循環不良
・疲労感
・気分の落ち込み
ローズマリーは「若返りのハーブ」「ブレイントニック」とも呼ばれ、脳と体の両方に働きかける機能性の高いハーブである。
主成分であるカルノシン酸やカルノソールは、強力な抗酸化作用を持つアビエタン型フェノール性ジテルペンであり、脂質の酸化を抑制し、細胞レベルでのダメージを軽減する。カルノシン酸は血液脳関門を通過し神経細胞に直接作用することが示唆されており、神経保護や神経成長因子の生成促進に関与する。これにより、記憶力や学習能力の維持、神経変性リスクへのアプローチが期待されている。
またロスマリン酸は精神安定作用を持ち、気分の落ち込みやストレス状態の緩和に関与する。
精油成分である1,8-シネオールやカンファーは血流を促進し、特に脳血流を高めることで集中力や覚醒度を向上させる。香りを嗅ぐことで大脳辺縁系に作用し、自律神経のバランスを整え、気分を明るくする効果が報告されている。
さらにローズマリーは、消化促進作用も持ち、胃腸の働きを助けることで栄養の利用効率を高める。(抗酸化成分を効率よく摂取するためには、葉ごと、丸ごと摂取することが重要であるとされている。)
これらの知見から、ローズマリーは
・抗酸化
・抗炎症
・免疫調整
・神経保護
という多面的な作用を持つハーブとして、従来の「香り」や「風味」にとどまらない機能性が注目されている。
25年にわたるアスリートのコンディショニングの中でも継続的に活用されてきたハーブであり、日常からパフォーマンス領域まで幅広く応用できる。
黒こしょうに含まれるピペリンは、消化管での栄養吸収を高める作用を持つ。消化酵素の分泌を促進し、胃腸の働きを活性化することで、摂取した栄養素の利用効率を引き上げる。さらにピペリンは血流を促進し、栄養や酸素の運搬効率を高めるとともに、他の機能性成分のバイオアベイラビリティ(生体利用率)を向上させることが知られている。
オリーブオイルは脂溶性栄養素の吸収を高め、ポリフェノールによる抗炎症作用を通じて全体のコンディションを支える。
・高GI食材でエネルギーを素早く供給し
・有機酸で代謝と吸収を高め
・キレート作用でミネラル利用を促進し
・硫化アリルで血流と代謝を支え
・ピペリンで吸収効率を最大化し
・抗酸化成分の働きを引き出す
という多層的な設計により、エネルギーを「摂る」だけでなく「使える状態」にまで高めることを目的としている。
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