2014年にスタートを切った毎週火曜日発売、朝刊ジュニアスポーツ面アス飯連載時代。この頃を合わせますと京都新聞さんとは9年目となる長いお付き合いになりました。遠方よりたくさんの方に支えていただいております。いつも本当にどうもありがとうございます。
今月は旬のレタスの新しい栄養成分に着目。
このレシピを試作していたタイミングというのが、ちょうど山口入りが決まった直後の1月頭。
お馴染み、我が家のお向かいに暮らしていたユミさんの従兄弟が山口県在住で
「山口には瓦そばという名物料理があり、それがとても美味しい」
と教えてくれました。
更に、本場の瓦そばとはまた雰囲気が異なる、瓦そばをアイディアにしたユミさん独自の手作り料理を食べさせて貰い、これはとても美味しい。アス飯風な構成でもアレンジ出来るなと。
本場の瓦そばのルーツを探ると、南戦争で薩摩軍の兵士たちが合戦の合間に瓦で肉や野草を焼いて食べていたという話から、瓦を使ってうどんや日本そばなどを試しに焼いてみたと。最終的に茶そばに行き着いたとのことですが、口の中にお茶の香りが広がりつつ、緑の茶そば、黄色い錦糸卵と彩鮮やかで見た目も美しい。
瓦そばに必須の材料は「茶そば、錦糸卵、牛肉を炊いたもの、刻みねぎ」。ここにレモンの輪切りやもみじおろし、刻み海苔などを合わせ、本来は具材と茶そばを一緒につゆにつけていただくものだそう。
この度アス飯で使用したのは茶そばではなく栄養がぎゅっと凝縮された十割蕎麦、そして、たっぷりのレタスとジャコで構成を組みました。塩のみで整えているので、瓦そばとはまた違った仕上がりに。
そんなレシピ開発時のエピソードが詰まった一品です。
山口入りしましたが、実はまだ、本場の瓦そばにはありつけていないので、近日中に必ず食したいと思っています(๑˃̵ᴗ˂̵)
(ホーム開幕戦、維新スタジアムでは売り切れていて買えなかったのです)
構成や栄養の繋ぎは紙面の方で細やかな解説を入れております。ご確認ください。
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