39歳!サンキュー!

1d7a0dd00b08669e71f16c1c42d1221b

2013年12月17日から始まったクックパッド公式キッチン。

もともと夫が現役を引退するまで仕事はせず、サポートに徹し、何かするにしても単発の、出来るだけ顔が表に出ない、目標を具現化し易い雑誌や紙面のみでやっていく予定でした。

そんな時にクックパッドさんから公式キッチン開設のお話をいただきました。

初めての打ち合わせ時には、京都から当時はまだ東京・白金台にあったクックパッド本社へ。夫と2人でご挨拶させていただきました。
ごはん日記の更新頻度もレシピアップも自由。創りたいイメージを視覚化でき、ユーザーさんも興味にそって自身で選択しながら記事に入っていくことが出来る美しいサイトの作りで、一目見てとても愉しそうと。初のWEBでしたが、是非やらせてくださいとお引き受けしました。

公式キッチンを開設するにあたり、名称を夫の名前にして欲しい旨をクックパッドさんにお伝えしたところ、山瀬さんはご本人の名前でいきましょうとのことだったので、こんな無名でやっていけるのかと、その点に関しては正直不安からのスタートとなりました。

先ず1番始めに考えたことは、どうすれば無名の公式キッチンの存在を、1人でも多くの方に知っていただくのかということ。

俯瞰したところ現在はサイトシステムが変わってしまったためこのやり方は通用しませんが、キッチン開設当時、日記やレシピを更新すると、更新時刻に基づき、上位3人までが爆発的にヒット数の多いクックパッドHPのトップに上がってくる点に気がつきました。

つまり、ごはん日記やレシピを更新すれば、私に興味のない方でも、誤って(笑)こちらのキッチンをクリックしていただける可能性があるなと。

それを一筋のヒカリとし、自分が更新ボタンを押したりレシピアップした際、第一にすることはトップページをチェックすること。

他の公式キッチンをお持ちの方が、私以降に更新しなければ、暫くの間、HPのトップに滞在することが出来ます。

寝る前に更新し、朝起きて、もし3人以上の方が私の後に日記やレシピを更新しているようであれば、トップページから自身の名前が消えることになり、その場合は直ぐに日記を更新。常にクックパッドトップページに名前を上げるよう努めていくといった地道な作業を積み重ねました。

大事なのはその手法が遠回りだとか、間違っているか否かではなく、目標を決めたのならそれに向かってただひたすら継続すること。信念を持ち如何なる時も前に進むことです。

万が一、何も分からずクリックしていただいたとしても、内容が充実している、また、ある程度の異質感が無ければこれだけのユーザー数です。目に止まるはずもなくこの先見ていただくことはない、1人に対するチャンスは1回きりしかないと思っていたので、1度入った方にリピーターになっていただけるよう、日記や写真、レシピを充実させるよう心がけました。

自分は突出した何かがあるタイプではないので、中途半端だからこそ成せる技を磨こうと。今日より明日、明日より明後日、総体的にバランスよく底上げしていくイメージで。

レシピは話題入りしたり、Yahooさんに選ばれ掲載していただいたりすると、一気にアクセスが上がる為、どういったレシピに需要があるかを検証。少しずつコツを掴んでいきました。

すると、公式キッチンを見てくださった京都新聞さんから、2014年2月、突然のお手紙でのオファーが。文面に「山瀬さんのクックパッドを見ておりますと」という言葉が入っていたことから、クックパッドさんの注目度の高さを再確認することが出来ます。4月からこちらと並行して毎週火曜日ジュニアスポーツ面にてレシピとコラムの連載が始まりました。

http://cookpad.com/diary/2455546

それからまもなくして、PHP研究所さんから巻頭カラーレシピ提供の仕事が。

明日発売

http://cookpad.com/diary/2516319

今年におきましては、紙面と連動し、京都新聞HPにて料理動画の配信が開始。

アス飯動画配信

http://s.kyoto-np.jp/kp/movie/?r=athmeshi

キユーピーさんのマヨネーズ料理グランプリに京都府から参加させていただいたり

マヨ1グランプリ

https://www.mayo1.jp/sp/recipes/recipe.php?p=kyoto

10月にはまた別の雑誌が発売。

別件ですが、近日リリースされるものもあります。

昨日告知しました通り、初のコラムや講演のお仕事もいただきました。

講演のご案内

http://cookpad.com/diary/2709303

これも全て、応援し支えてくださる皆様や、クックパッドさんを始めとするお世話になっている会社の皆様、そして夫のサポートのお陰です。

本当にどうもありがとうございます。

人生、何がきっかけになるか分かりません。

これから先、何が起こるかも分かりません。

今を生きることが精一杯の人間ですので、未来がどうなるかなんて想像つくはずもありません。

また、これまで何度も書いて来ましたが、何が良くて悪かったかなど、命を失う間際になったとしても分からないと思います。ジャッジなど出来ない。

ただ1つ言えることは、今この瞬間に元気で生きているだけで既にこれ以上の幸せはないということ。

命があることに感謝すること。

そして、周囲の皆様に感謝することです。

人間誰しも、良い時も悪い時もあります。

しかしそれは、渦中に感じる自身や他者の局所的な感想でしかありません。

未来になれば、どの時期も必ず糧になります。

その時に出来る限りで、人生を愉しんでいけたら良いな、周囲の方が全員幸せだったら良いな、これまでお世話になった方に恩返ししていきたいな、それに尽きます。

39歳の1年も、変わらず精進致します。皆様どうぞ宜しくお願い致します!