マンションでの4年間

マンションでの4年間

今暮らしているマンションに引っ越してきたのは2013年1月のこと。
大型のファミリーマンション。春になるとコブシの花を咲かせてくれる公園が目の前にあり、この木の下には大勢の子供たちが集います。



京都に到着し、大きな荷物を新しい部屋に運び入れている時に気づきました。

「東京からサッカー選手が引っ越して来た!」

と、既にあちこちで騒がれていることに。

夫はともかく私は一般人。結婚してからというもの、とにかく顔が見えないよう裏方で暮らしていたタイプの人間だったので(京都新聞のアス飯動画が始まってからは40歳目前にして真逆の方向へ。これもまた運命なのでしょうか。笑)ここまで騒がれてしまうとどういった距離感で接するのがベストなのか戸惑っていたというのが正直なところ。

ですが、子供パワーには勝るものなし(๑˃̵ᴗ˂̵)

人懐っこい子供たちを通じて急激に距離は近くなり、保護者の皆さんとも直ぐに仲良くなれました。╰(*´︶`*)╯

実は夫婦共々、このマンションに出逢えたことで、これまで身構えていた硬い殻を取っ払うことが出来たのです。

京都でコミュニケーションの幅をぐんと広げることになったのは、間違いなく強烈にウエルカムだった住人の皆さんの第一印象があってこそ。

夫が練習から帰ってくると、子供たちが歓声をあげながら連なって車までお迎えに行くのが日常の見慣れた光景でした。コブシの木の公園でサッカーしたり、サイン会をしたり、お母さん方も交えて皆で花火をしたことも。

夫の入居を機に、京都サンガのサポーターが一気に増え、1試合に30人近く観戦に来ることもしばしば。

ピッチ側からもはっきりと顔が見えるようで

「今日マンションの子たち来てた!」

といつも嬉しそうに話していました。

忘れもしない2013年のプレーオフ決勝戦前日のマンション前。
サプライズで夫をお見送りしてくれたあの日。



スーパーサイヤ人からの贈り物

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/114664

闘いに破れ、肩を落として自宅に戻ると、玄関のドアノブにこんなメッセージがかけられていて。

「子供達に夢をありがとう これからも応援します 母一同」

悔し涙が一転、あたたかさに包まれる涙に変わった2013年12月初旬の出来事でした。

お手紙を貰ったり、お話をしたり。夫と子供たちは特に密接な関係を築いていました。

そういった中で、スポーツには浮き沈みがあり、負けが続いたり、夫自身の波が下がることも。

私は勝手に、子供たちがガッカリしているのではないか、しんどい思いをさせているのではないかと。側近ゆえの色々を味あわせてしまうにはあまりにも幼い。かえってサッカーを嫌いになってしまったらどうしようと、一時はマンションからの引っ越しを考えたこともあります。

そんな時、1人のお母さんから

「何を気にしてるの!そんなもの山瀬選手だって人間なんだから、色んな時があるんだからって教えるから大丈夫よ!」

と、背中を思いっきりバチーンと叩かれ、笑い飛ばされたことがあります。

お母さんたちの方がずっとずっと頼もしかったのです。

あれから3年。

再び巡って来たチャンス。

しかし、夢は破れ

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/180396

そして、夫は契約満了となりました。

今年のクリスマス。

「感謝祭をするから理恵子も必ず来てよ!」

と念を押され、夫婦でフットサルコートへ。

サッカーしたり

サッカー教室をしたり

プロデュースグッズを買ってくださっていたお母さんもいらっしゃった!嬉しい!(๑˃̵ᴗ˂̵)

記念品の贈呈まで!

サイン撮影会!(私と撮影したご家族がいらっしゃいましたが、後で見て我に返って捨てないでくださいね!(*≧∀≦*) 笑)

笑顔溢れる感謝祭!




この4年間、良い時も悪い時も、いつも一緒だったマンションの皆さん。気がつけば子供たちの顔つきがこんなにも凛とし、身体も大きくたくましくなりました。同時に、お母さんやお父さん、私たち夫婦もきっと、子供たちと一緒に成長してきたのだと思います。

最後に

「本当のところはどうでしたか?気疲れしていませんでしたか?」

と尋ねてみると、皆さん口を揃えて

「とんでもない!私たちとしたらラッキーとしか言いようがなかった!嬉しいことしかなかった!本当にこのマンションに来てくれてありがとうございました! 」

とおっしゃってくださりました。

改めて、こんな素晴らしい方々が集うマンションで4年間も暮らすことが出来たのが、奇跡のように感じてなりません。

これからも子供たちの成長を楽しみに。また必ず!元気な顔を見せに来ます!(๑˃̵ᴗ˂̵)

お世話になったマンション住人の皆さんに心より感謝申し上げます。

「行ってらっしゃいパーティー」

「行ってらっしゃいパーティー」

※アス飯ダイジェスト版第二弾裏表紙作成でもお世話になったこの会の幹事、外村直美さんからお話をお聴きしました。

外村さんとの出逢いは2015年京都府サッカー協会主催の栄養講習にご参加くださったことを機に(新聞記事末尾に入っているのが外村直美さんのコメントです。今ではすっかり仲良しですが、実はこの日が初めての出逢い🙇‍♀️)

2016年度は京都サンガ主催のアス飯栄養講習にも全ての回に参加!👏

当時の外村直美さんの感想が京都サンガオフィシャルサイトに残っていました!

https://www.sanga-fc.jp/news/p/12523/

■先日は素晴らしい講習会をありがとうございました。あっという間の1時間でした。何からお話しすればいいのか…私が理恵子さんを勝手に師と仰がせて戴いている理由は、彼女の生き方観に魅了されているからです。実は理恵子さんから以前より『なおさんとは同じニオイを感じる』と言って戴いてるのですが、食事に対する思い入れや、人を喜ばせることを以て自らの幸福感を得るところですとか、確かに共感する点は多いと恐れ多くも自分でも感じています。常々理恵子さんは『明日に途切れていまうかもしれない命。ならば今日を精一杯生きる』という旨の事をおっしゃってますが、なかなか出来ない事だと思い、私が最も尊敬しているところです!凄い事ですよね。全身全霊で日々を生きるとはどういうことなのか、それをこの講習会を通じて毎回教えて戴いております。山瀬選手の言葉にもありましたが、最初は興味が薄いことも、根気よく丁寧に、 (食事や栄養素の説明)続ける事で素の力が何倍何十倍となって威力を発揮する。なんて素晴らしい事でしょう!何て事ない、普通の事なのですが忘れがちな、私達が生きていく上で大切なことをそっと気付かせてくれる、私の中で理恵子さんの講習会はそんな位置付けです。ご主人の仕事柄、もしかしたら人より多くのご不安や、ご苦労もあるのでは、とお察ししますが、持ち前のサムライ魂で乗り越えて来た理恵子さん。今の彼女は、一朝一夕で存在するのではなく、長年、地道に知識を蓄積し、経験を積み、そのすべてを以て不可能を可能にもしてしまうパワーを備えて来たのだな、と感じます。あの大きな声!まさに彼女の歩んで来られた人生の歴史による賜ですよね。 (そろそろ怒られそう!笑)前回も今回も感じた事は『一生懸命、楽しく生きる』って素晴らしい!って事です!(外村直美 様)

アス飯ダイジェスト版第二弾裏表紙作成「お母さんの力」

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/130130




団扇をいただいたことも!

https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/140379

「そもそものきっかけは理恵子さんの栄養講習を一緒に受けて来た友人らが、純粋に理恵子さんとランチに行きたいという思いがあったことと、ビッグフラッグに携わっている久堀さんが、年内には家族で理恵子さんに挨拶に行かなきゃって言ってたことがきっかけなんです。」


 

「ビッグフラッグの歴史」取材・文 久堀、山瀬
http://yamasefamily.com/archives/project/ムラサキの誇り



「実際問題、逢いたいと思う人はたくさんいるだろうし時間が取れないんじゃないかっていう、始めは慎重な反応でした。だけど何かカタチにしたいと思っていたのも事実。そんな時に、あ!全部まとめちゃえばいいやん!って(笑)」

「理恵子さん前に、イル•パッパラルド行きたいって言ってたし、店主のケンちゃん(北村賢治さん)←私も知らなかったけど中学時代サッカーしてたらしい! に相談したんです。そしたら運良く日曜日貸し切れると!(これぞ理恵子パワー!)って感じでスタートしました」

「いざ人を集め始めたら外せない仕事とぶつかったりする人がいたりで『いいの!私はお別れなんてしないんだから!』って(≧∀≦)(笑)いや、ちゃうで、お別れ会ちゃうで!と。」


「せっかく京都に来てくれて、京都を愛してくれたおふたり。ここはいつでも帰れる場所なんだよ。何処に行こうとずっと応援するし、安心して『行ってこーい!』。ほんで『老後はまた京都で楽しくやろうぜ!』の気持ちのパーティーだから!との思いで、『行ってらっしゃいパーティー』と命名した訳であります!」
「それからの人集めは数人のサポさんに声かけて人を誘って貰って、後は主役に集めてもらうというズボラ幹事(≧∀≦)あれよあれよという間にお店のガラスが曇るくらいの大盛況でしたね。なんたって功治さんの登場が面白かった!勝手口から入って厨房で隠れて待機する功治さん。どんな顔して待ってたんだろう(笑)」

「乾杯の音頭も、締めの挨拶も事前オファーなしの当日指名!こんな雑な幹事ないね!大爆笑!でも、さすが素敵なスピーチでしたね。久保さん泣きだすのは想定外だったけど!愛されていたのね!(≧∀≦)」

「メモリージャーの発案は多恵さん。ボトルの装飾は舞ちゃん。折り紙のくす玉は舞ちゃんとこの次男君の力作です!」※位田多恵さん、前原舞さん

「今回のお店はイルパッパラルド!

http://www.ilpappalardo.com/

「チーズはナポリから直接空輸で仕入れてると聞いてます。本格的な石窯を導入したのは京都ではここが一番早かったとか。10日前に、しかも日曜日ランチに貸切とか、本当に奇跡的でした!」



「ちなみにお花屋さんはこちら!

https://m.facebook.com/Studio2065-166462163468525/?locale2=ja_JP

「友人の妹さん。たまたま北村さんともお友達の濱中依子さんという方のお店!このお花を知ったのもイル•パッパラルドにかざってあったのを見て(誰かに何か贈る時はこれ贈ろう)と決めていたのです。この笑顔です! 協力者 渋川玲子さん」

「因みに、、、デザートの和訳。スタッフの女性が前日に描いてくれてました。この会の趣旨を伝えて『なんかカッコいい感じでイタリア語で描いておいて!』とオーダーしたらこんな感じにしてくれました!」




感謝

感謝

2016年シーズンの応援ありがとうございます。会社、スポンサーさん、サポーターの方。たくさんの方の運命を左右する日でした。結果が全て。受け止めます。

誤解を招くリスクや批判も覚悟の上でお話します。

この一戦を迎えるにあたり、思っていたことがあります。それは「天命」という言葉です。

運命を左右する大事な一戦でしたが、夫にとって、私にとって、毎週末の試合が運命を決める大事な試合を繰り返してきた17年間です。どの試合も甲乙つけられません。

プレーオフに関して言えば、他チームも見て感じたこと。それは、いつも以上にたくさんの強烈な想いが錯誤し、もしかすると、見えない力が運命を動かすなんてこともあるのかもしれない。試合に向けてやり尽くした、万全の準備をしたのなら、あとは人事を尽くして天命を待つ。どんな結果が来ても受け止めると迷いなく送り出した一戦でした。

夫が2度目の大怪我をしてから、毎日「明日引退するかもしれない。明日はもうこないかもしれない。だから今日という日を全身全霊で」と思いながら生きて来ました。それがたまたま十数年間続いたという感覚。

職業柄、日々、食事の大切さを訴えていますが、本音で話しますと、自分の存在が足を引っ張った覚えはあっても、支えたなんて感覚や自負みたいなもの、1ミリもない。

選手にとって食事管理なんて当たり前な空気みたいな行為で、私ごときのど素人が10年たらずで得た食の知識なんぞに左右されない確固たるベースがあります。

プロの選手はやっぱりプロフェッショナル。想像を絶する日々の犠牲、努力により、選び抜かれた方。次元が違い過ぎて、凄みしか感じない。尊敬の念しかありません。

試合に出ていなくても、怪我をしていようと、調子が良かろうと悪かろうと、全選手、全瞬間がプロです。

今年は夫が最年長ということで、節目節目で、夫以外の選手の姿もたくさん見てきました。熱い言葉を聴く度に心震わされました。単に私が知らない世界だっただけで、毎年、毎時間、過去も未来もずっとずっと同じでしょう。

以前は試合結果に一喜一憂したり、あろうことか夫に八つ当たりしたことも。ピッチに立ててもいない身で、まるで自分のことのように錯覚し、勝手に責任を感じていた時もあります。

しかし、そんな感情になることすらおこがましいというか、夫に対して何て失礼だったのだろうと思う自分が今います。

数年前、尊敬する大先輩の奥さんから「理恵子ちゃんが責任を感じなくてよい」と言われたことがありました。その言葉がようやくストンと自分の中におちてきて。

「なるようにしかならない。私たちは何もできない。いつも変わらない空気感、家に帰ってほっと出来る。それがあればよい。ただそれだけ。」

同じ先輩が、昨日くださった言葉です。

この16年間で得たもの。それは「祈る」という感覚。この言葉以外に表現しようがなく、そんな心持ちにさせてくれて、夢を見させてくれてありがとうの気持ちでいっぱい。切なさにも似た感情はありますが、悔いは何一つとしてありません。

夫は当の本人なので、色々を受け止めるまで時間がかかるでしょう。私とは全く違う心持ちでいると思います。

何が正解か分かりません。

ですが、私としては、一緒に闘ってくださった皆さんに対し、言葉が間違っているかもしれませんが、たったひと言、ありがとうございますと感謝の気持ちを伝えたいと思います。

酔芙蓉

酔芙蓉

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哲学の道に身を潜める酔芙蓉。

朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色に開く儚き八重の花。

お酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたそう。

変化変容。

ありのままに受け入れ色とりどりに染まるには、こんな風に心を空っぽにしているのがよいのかもしれない。

ご報告

ご報告

京都サンガF.C.オフィシャルメルマガにて正式なリリースがありましたので、私の方からも改めてご報告させていただきます。

今年度ホームゲームにて栄養講習会をさせていただくことになりました。

求められているものに応えられますよう一生懸命頑張らせていただきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

以下、京都サンガF.C.広報担当の久保さんに取材していただいたものです。宜しければご覧ください。
【ムラサキズナ 号外】 山瀬理恵子さんによる講習会をホームゲームでも開催します

■こんにちは、広報担当の久保です。

先日、山瀬選手の奥さまである

山瀬理恵子さんにお会いしてきました。

 

理恵子さんには、

1月31日のファン感謝デーにて

「アス飯~サンガエディション」と題した

 

主に、お子さまを持つ親御さんを対象に

スポーツやその他習い事などで

結果を残すための、

「食事」に関する講習会

を開催していただきました。

サンガで用意したブースの完成度が低く、

ホワイトボードすらご用意できなかったという

悪環境下(すみません!)でも、

常に笑顔で、明るい口調で

ときに大笑い(ガハハ!というノリの)しながら、

参加していただいた方々や

ブースの外からご見学していただいた方々を

楽しませてくれました。

■京都新聞での「アス飯」は

63回を越えるという

異例の長期連載を実現。

知識、メニューの豊富さなど

食事面における充実度はすでに周知の事実です。

ところが一方で、

見落とされがちなのでは?と思ったのが、

「理恵子さんのキャラクター」

かつて日本代表の10番を背負い

ビッククラブで結果を残し続けてきた

「山瀬選手の妻」として

 

食事面でのサポートだけではなく、

彼の成功を後押ししているのは

理恵子さんと

日常、接していることで伝わる

「空気感」

に他ならない!と。

そのあたりの事実を確かめたくて

取材を申請させていただきました。

「人の優れた部分を見出して

敬い、接することができる」

という性格が

 

接する人、もちろん山瀬選手や

アス飯のファンしかり、

理恵子さんの心情に触れることで沸き上がる

 

「ポジティブな気持ち」

が、思考や行動を促進し

結果を促すことにつながるのでは?

お会いして、雑談をしながら

そんな仮説を投げかけてみます。

■「実は短大を卒業してすぐ、

小学校の先生をやってたんです。

しかもいきなりの担任!

今考えるとその経験がよかったのかなぁ。

5年生だったけど

個性が確立された大人。

感性が豊かな子たちを相手に

いかにして心を動かすことができるのか。

6年生も続けて担任をしてほしいって

嘆願書を受け取ったこともありますよ(笑)

今でも結婚式に呼ばれたり

とてもいい関係が続いています。」

快活、という表現が

これほどハマる人はいないのでは?

そんな理恵子さんのトークは

マシンガンのごとく。

メモを取る手は、まったく追いついていません(汗)

■「こんな私ですけど

傷ついて落ち込む時期があったんですよ。」

前向き、ポジティブ、

未来志向で元気ハツラツ、

 

取材前のイメージ通りの

トークバトルを展開する理恵子さんが

ひとつギアを落とし

つらい過去を振り返ります。

「(山瀬選手と)出会ったときは

彼の絶頂期だったんです。

でも浦和に移籍したときに

靭帯をやっちゃって。

復帰後は別人のようでした。

オリンピックを3か月後に控えて

本人も焦ってたと思います。」

スタジアムで観戦していると

必然的に体感される

山瀬選手への

ネガティブな反応。

あたかも理恵子さん本人に

向けられた反応であるかのように

自虐的に受け止め続けてしまいました。

「プレーを見るのも怖くなって

外にも出れなくなりました。

一回死んだ感覚です。

その当時の記憶もほとんどありません。」

持ち前の明るい性格が幸いし、

落ちてしまった状態から

今の自分を取り戻すことができたのは、

サッカー選手の妻として

プレーや結果、気持ちを共有する一方で、

とはいっても「他人」であること、

どうしようもないこと、

他人の人生は

もがいても変えられないこと。

そんな事実にあらためて思いを致したから。

 

開き直りとともに

立ち直る経験をすることになりました。

■いいときも悪いときも

常にフラット。

そんな性格の山瀬選手のそばで、

過去のつらい思いを払しょくする。

未来志向の

先を見る感覚をつかみ、

自分が動くことで

周りが幸せになれるよう

「奉仕の心」で

動き続ける今の理恵子さんが

徐々に確立されていきました。

「もともと自己評価が低いので

人の成功をうらやましいとか

思うことはありません。

人に対してはリスペクトしかないし、

どんなに動いても

自分に自信を持てるということは性格的にはないですね。」

自分が表に出ることで

周りのみんなが上がっていけるように、

相乗効果で

みんなが幸せになれるように、

そんな気持ちで

人を観察し、人を見るようになりました。

「子どもって

物覚えが悪くても

努力を継続できる子もいます。

この子には

こんなにいい面がある。

お互いリスペクトしあって

ポジティブな雰囲気を作れるようになれば

おのずと結果は

付いてくるんじゃないでしょうか。」

人を嫌いになることは

絶対にありません。

すべてが「個性」

そして誰もが備え持つ

いい面を探してリスペクトする。

自然体で表現できることと相まって

食事面でのサポートという「金棒」を手に入れ

山瀬選手のみならず

多くの人々の成功を後押しし、

「幸せ」を提供してきました。

■西京極ホームゲームでは、

理恵子さんによる

食事講習会を開催します。

西京極の会議室を貸し切り

理恵子さんと直に接して、

「リアルアス飯(仮称)」

をお楽しみいただこうというのが

今回の企画の趣旨。

食事の知識をご提供するだけではなく、

理恵子さんご本人と

空間と時間を共にして、

理恵子さんの表情、立ち振る舞い、口癖に

触れていただきます。

「彼女は成功している」

という事象だけを見るのではなく、

結果を生み出す行為、思考、信念に至るまで

表面的には見えにくい部分、

 

何を信じて、何を見て、

何を考えているのか。

理恵子さんを「完コピ」する意気込みで

ご参加してみてはいかがでしょうか。

■理恵子さんに触れ、

信念を変えて、思考を変え

行動を変えていくことで

理恵子さんと同じ傾向の

結果が得られるようになるかもしれません。

食事や料理

という事象だけに目が行きがちですが、

「リアルアス飯」では、

本質的な事実を知り

結果を残せる信念を作るきっかけ作りの場

となれるよう、

企画を進めていきたいと思います。

詳しい情報は後日また、

ムラサキズナ号外にてご案内します!

こうご期待!!

想い

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本日発売の京都新聞さんに掲載していただいたレシピ写真です。
木の芽風(木の芽を吹き出させる春の風)がくすぐるようにして身の上を通り過ぎて行く中、スーパーに並び始めた「快活、小さな幸せ」を花言葉を持つ「菜の花」と、柑橘類の「はっさく」をポイントに置いたレシピを考案しました。
今回のレシピをたてるきっかけとなった言葉があります。

似顔絵はんこでお馴染み、石田正美さんからお庭に実ったたくさんのはっさくをお裾分けいただいた時のこと。正美さんがぽつりと「はっさくって、フルーツとしては食べるけれど、これを使って何か料理はできなかなあ?」とおっしゃったこと。

あれからずっとこの言葉が頭の中に残っていて。どこかで正美さんからお裾分けしていただいたはっさくで、レシピ考案出来る日が来たら良いなと。
私の実家は農家です。今この瞬間に畑で実っている野菜を使って、祖母が毎日の料理を作ってくれる生活を送っていました。

こんな風に、自宅の冷蔵庫に入っている食材の中から「何を作ろうかな?」と考えて料理することが、自然の流れにそっているような気がします。

食べ物を美味しく、感謝しながらいただくことも、お裾分けしていただいた方へのせめてもの恩返しです。

レシピ考案の仕方はこんな感じ。

先ずどこかにはっさくを使えたらということを念頭に置く。(個性的な食材なのでダメだった場合は切り替え)次に、これからどんどん表に出て来る菜の花を主役におきます。(動画収録は明日ですが、動画公開まで時間を要するのでその辺のバランスも見ています)そこから、菜の花特有のほろ苦さと相性のよい食材は何か、それぞれの食材が持つ栄養素の吸収率をアップさせる調理法は何か、組み合わせ食材はどれか、といったように、栄養素側からレシピを組み立てていきます。

栄養価だけでなく、安価、身近、調理工程は出来るだけ短く、食材を出来るだけ最小限に、旬であること、最後に少しだけ驚きや個性的であることをいつも心がけています。
このレシピの味覚ポイントは、ヨーグルトです。ヒントになったのは、石釜定期便でお馴染み、従兄弟のタルトフランベ。
ソースにヨーグルトを持って来たのは、これを食べた時、シンプルで濃厚な味に、ヨーグルトの酸が非常に相性が良いことを知れたこと。かなりの驚きでした。

タルトフランベ
http://cookpad.com/diary/2745417

前作の、白味噌にヨーグルトを混ぜて蒸したものも、従兄弟の作ったタルトフランベがヒントになっています。従兄弟には本当に感謝。

それでは栄養説明をします。

元気な黄色の花を咲かせ、人々の心を明朗にしてくれる短い旬の菜の花。ほろ苦い蕾の中に、花を咲かせる為の栄養素が凝縮されたバランスの良い非常に優秀な緑黄色野菜です。ミネラルを豊富に含む為、骨の形成、強化、貧血予防や免疫力アップに役立ちます。菜の花に含む鉄分(非へム鉄)は、肉や魚などの動物性たんぱく質と一緒に食べて。油で手早く炒めることで、βカロテンの吸収率を高めます。またビタミンCも豊富に含むのでストレスを撃退。

トマトのリコピンは加熱したり油と一緒に摂ることが吸収率をあげるポイント。

しらすにも骨強化のカルシウムが豊富。はっさくなどの柑橘系食材と一緒に摂ると吸収率がアップします。

またしらすはくるみと一緒に摂ると、脳の細胞の老化を防ぐ効果が。

ナツメグの香りにはリラックス作用。スポーツ時の緊張と疲労からの脱出効果も。健胃作用があり、体の冷えを防ぎます。

サンドしてしまうと絵がうまく入らなかったので、カナッペ風にしました。

コラムの方は、先月末に催された京都サンガのファン感謝デーについて。

ファン感謝デー
https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/32783

全ての始まりは「出逢ったからには連帯責任」という言葉。

知り得たこと「出逢ったからには連帯責任」
http://cookpad.com/diary/2657459
語気が強い!(笑)と何度も笑われましたが、この言葉を誘い文句にして、誰にも相談せず、自分1人の勝手な判断で「アス飯動画に出てみませんか?」とお2人のサポーターの方にお声がけしました。

人間、1人の力など微々たるもの。何より限界があります。芸能人であるとか、華やかでピチピチした若い女性だったらまだしも、一般人、しかも40歳目前です。

認知度も低い、料理のプロでもない、山奥のじゃがいも畑で育った農家の娘。つけていただいているあだ名は「男の中の男」「豪傑」「ベジータ」「金子」「オスゴリラ」。何故か全部「男」。夫には、生まれてくる世界を間違えた、突然道路に飛び出て来た野生動物のような人間とまで言われています。

サッカー選手、山瀬功治の妻という着目点はあるかもしれませんが、夫婦バランスはどうでしょう。アンバランス過ぎて未知。特筆して打ち出せる何かがある訳でもなく(何かこう自分で書いていて悲しくなりますが)俯瞰すると、会社が理想としているであろう目標設定に対し、自分の存在が弱過ぎると思いました。

そこで思いついたのは人を巻き込むこと。見渡せば周囲には素晴らしい方ばかり。そういった方の力をお借りすればよいのではと考えました。(夫には末っ子特有の甘え気質、悪く言えば他力本願とも言われています。その通り!笑)

お二人のサポーターの方に最終確認をした時のこと。

「チーム状況もあります。私自身が未完成、不完全です。一緒に表に出るマイナス要素もありますが大丈夫ですか?」とお尋ねしたところ「大丈夫!」と、潔くゴーサインをいただけたので(ごり押しとも言う 笑)そこからは、この夢は何が何でも絶対に叶えると強い信念を持ちました。

正直、お2人から承諾さえいただければ、実現出来るものとしか思っていませんでした。

「何かあったら全責任は自分がとる」

もともと自身の存在などあってないようなものです。失敗したり、酷評されたところで、おそらくその通りであり、おっしゃる通りだと思います。私には失うものが何1つとしてありません。(勿論、京都新聞さんと人生のパートナーである夫には土下座して謝ります)

新しい風を起こすには勢いも必要。リスクを言い出したらキリがない。何事も、瞬間的、短期的デメリットにとらわれては大事なところを見失ってしまいます。未来を想像し、メリットがデメリットより上回っていれば勝算があると私は考えます。

選択は二択。シェアが大きくなればなるほど、全てから肯定的意見を得ようなど絶対に不可能。それだったらシンプルに、マイナスよりプラスが上回っていれば良しとする。こう決めました。

しかもこの時は、絶対にこの行動をプラスに出来る自信がありました。何故なら、お話をふったお二方が、信頼出来る方であり、大好きな方であり、どの角度から見ても素晴らしく、力強く背中を押させていただける強力な存在だったからです。

相思相愛でなくて良い。自分さえ相手をしっかり想っていれば。

チームや夫の状況など懸念材料は多々ありましたが、それでも、プラス要素が格段に上回ることしか私には想像出来ませんでした。

今だから言える話ですが、実のところ側近の上司(私は外部の人間として雇われている身なので正確には違いますが、関係性においての上司としておきます)からゴーサインがなかなか出ませんでした。

後の笑い話で、この人何を言い出したんだ、本当にうまくいくのか、大丈夫なのかと始めは思っていた、と言われた程。

交渉が滞り、なかなか前に進む気配が無かったので、ここは男の中の男。自分には女の力が皆無、使えないことは重々承知。どういった切り口で挑んでいこうかと考えた結果、安易かもしれませんが、お酒の力を利用することに。笑
アス飯乾杯!
http://cookpad.com/diary/2700154
この時に、絶対やりたいです、私を信じてください、うまくいきます!とたたみかけるようにして部長からゴーサインをいただきました(⌒▽⌒)

そこからは猪突猛進。

こういった積み重ねがあって徐々に「アス飯」パワーが広がって行き、今回のアス飯京都サンガエディションが実現していると思います。
最近「アス飯」凄いね、あんた凄いね、と言っていただけることが多くなりました。

その度に思うのです。たまたま表に出ているのが私なだけですと。

何事も物事が成長していくにはたくさんの人の手が必要です。携わった方、誰1人として欠けては成り立っていません。

表に出した時点で、自分の手の上を離れています。今ここで話していることも結果論でしかない。
もし、何らかの評価を得たのだとしたら、それを担ったのは自分以外の方です。自分以外の皆さんのお陰。

始まりのあるものには終わりが来ます。

今は、万が一我が身がなくなったとしても大丈夫と言えるくらいに「アス飯」を成長させていきたいと考えています。

どの分野においても素人である私より、もっともっと優れた適任の方がたくさんいます。いつか、本当の意味で表に立つに相応しい方が継いで欲しい。

前例としてして参考材料にしていただけるのなら、踏み台でも何でも良いです。

未来に対し、もっともっと素晴らしい形にして「アス飯」が、ポジティブに明日へ伝わり続けてくれることを想像する時間が出来たことが何より嬉しいです。

どんなに時間を積み重ねたとしても、命あるうちにこれがベストだと言える瞬間など来ないと思います。ですが、何かを試みる以上、少しでも前に進むこと。努力し続け、今日の最大限を目指したいと思います。

ダメゆえに得られたことです。見た目は格好悪いかもしれませんが、こんな風な鼓舞の仕方があっても良い。そう思えるようになったことが幸せに感じる今日この頃です。