はだか麦の簡単参鶏湯
ラジオパーソナリティの山崎愛アナウンサーと元気にやっています!是非覗いてみてください!😆
愛媛県庁知事報告会 はだか麦レシピ開発を機にJA全農えひめさんから追加レシピ開発をいただき誕生したレシピです!
レポートはこちらから💁♀️
https://yamaserieko.cookpad-blog.jp/articles/551650
はだか麦の解説
大麦は世界最古の食べ物。はだか麦も紀元前6000年頃に始まった。麦ごはんとして食べられたのは平安時代頃から。愛媛県は34年連続生産量日本一である。全国における4割の収穫量を誇る。麦みそ、麦ご飯、麦茶など様々な調理に使える。ミートソース、肉まんの具材、和スイーツなど。玄米に比べて糖質とカルシウムが多い。プチプチとした弾けるような食感で口いっぱいに美味しさを感じられる。人間が生きる上で欠かすことの出来ない食物繊維を豊富に含んでいる。
腸には免疫に関わる細胞の7割以上が存在。体内の最大の免疫器官とも第二の脳とも言われている。そんな腸の健康を保つ鍵となるのがはだか麦の食物繊維。食物繊維には水に溶ける性質の水溶性と溶けない不溶性があり、これらをバランスよく摂取していくことが大切だが、野菜のほとんどに含まれる不溶性に比べ、水溶性食物繊維が豊富なものは限られている。はだか麦は不足しがちな水溶性食物繊維のβグルカンを非常に多く含んでいることが最大の特徴である。
βグルカンは糖質や脂質の吸収を抑えるだけでなく、その持続時間も長い。満腹感を得やすくなるので食べ過ぎを抑えたり、ガンや動脈硬化予防効果を発揮。アスリートの場合は減量期や持久系トレーニング期に重宝。更には1日の中で最初に食べる朝食でβグルカンを摂取すると朝食だけではなく次に食べる昼食以降の血糖値までゆっくり上昇。(セカンドミール効果)筋肉や脳でのエネルギー利用が適切になったり、糖質が脂肪に変換されにくくなるため太りづらい体質になるなど健康維持、に大いに役立つことが分かっている。かみごたえのある食感で血流アップ、脳を活性化を目指していきたい。
栄養説明
骨つき肉や魚、野菜を煮出して出来るスープはボーンブロスと呼ばれ、たんぱく質が消化しやすいアミノ酸(例 グルタミン:免疫細胞の活性化に深く関与。アスリートが行う過剰な運動(ストレス負荷)時には筋肉は充分なグルタミン供給ができずに血中のグルタミンが少なくなり免疫の低下に。結果、上気道炎、損傷治癒遅延、疲労感、怪我による感染症などへのリスクが高まる。運動後のグルタミン摂取は、グリコーゲン回復を早め、スタミナ回復に有益。グリシン:神経伝達物質としての働きがあり、「睡眠の質」を向上するアミノ酸として注目されている。アルギニン:筋肉の修復、また成長ホルモンの分泌を促す)の状態になっているため、消化に負担がかかりにくいのが特徴。アミノ酸は腸の粘膜を修復、炎症を抑えるのに役立つ。さらに煮汁には現代人に不足しがちなカルシウムやマグネシウムなどのミネラルやコラーゲンも豊富。コラーゲンは骨や腱を強化し、皮膚や髪も若々しく。まさに天然のサプリメントとも言えるスープ。しっかり煮ても煮崩れしにくいはだか麦が正に得意とする形状ではないでしょうか?ほどよく柔らかくもなり、しかし食感を失わず非常に美味。
香りづけは月桂樹だけですが、手の込んだ料理に思われると思います。アレンジでレモンを加えればビタミンCやクエン酸が摂取できコラーゲンの吸収を高めるため関節のケアにも最適。スパイスやその他の野菜を一緒に煮込むと栄養価は更に上がるでしょう。夫が怪我をした時によく作るスープをアレンジしました。
セロリ
古くから薬用として珍重されて来た非常に香り高い食材。「食べる精神安定剤」と言われ、独特の香気成分「アピイン」に暑さでストレスが溜まりがちな神経を落ち着かせる野菜。不眠にも○。同じく香気成分「セダノライド」は、ストレスによる頭痛を和らげる効果が期待できます。また、セダノライドには解毒酵素を増やす働きも。(デトックス)三大抗酸化成分やビタミンB群、カルシウムなどのミネラルを含み、レモンのクエン酸との合わせで、カルシウムの吸収率がアップします。葉の部分は緑が濃く、βカロテンなどのカロテノイドが豊富。葉の方が栄養価が高いのです。血流を活性化する香り成分「ピラジン」も葉に多く含みます。皮や筋にもカリウムなどのミネラルやポリフェノール、食物繊維が豊富なのでしっかり使います。ポリフェノールのルテオリンには高い抗炎症作用も。
にんにく
古代エジプトではピラミッドの建設にスタミナ源としてにんにくが使われていた記録が残る。血管を守るビタミンB6が豊富。疲労回復、滋養強壮、抗菌効果まで働きは色々。
生姜
生の状態だとジンゲロールで殺菌、血流改善。免疫力をあげたい時は生がオススメ。加熱するとショウガオールに。体内の糖質や脂肪を燃やす働きがあり、中から熱を作り出し、体をあたためます。皮付近にジンゲロールが豊富。出来れば皮ごと摂取がおすすめ。
月桂樹
オイゲノール、リナロール、αピネン(体を温め血流を促す)