京都新聞朝刊 アス飯 第80回 本日発売!

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本日発売の京都新聞朝刊に掲載していただいているレシピ写真です。

「心身バランスアップ!チンゲン菜とひじきの卵あんかけ」
J1昇格プレーオフ(決戦)を控えた夫に取材し、試合前に波うちがちな神経を整えながら、運動時のスピードアップやスタミナアップも目指せるレシピを考案しました。

ひじき、アーモンド、パルメザンチーズは、カルシウムとマグネシウムの両方を豊富に含みます。(牛乳などの乳製品はカルシウムが豊富ですが、マグネシウムが少なく、唯一パルメザンチーズにはマグネシウムが豊富なのでチョイスしました。今回はレシピに入っていないすりごまや桜エビもカルシムとマグネシウムが豊富)

今回アーモンドは製菓用のアーモンド粉を利用してみました。(アーモンドを砕いても◎)

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パルメザンチーズとうまく合わさり、栄養価だけでなく見た目も美しく美味しい。

骨を強化するだけでなく、神経を興奮しすぎないようにしずめてくれるカルシウムは、緊張や不安、イライラにより、マグネシウムと一緒に消費されてしまうため、カルシウムとマグネシウムはセットで摂取することが大切。

また、運動時のスピードアップの鍵を握るのは神経の伝達。筋肉をスムーズに動かすためには、カルシウム(収縮)とマグネシウム(弛緩)の両方が必要。これらが不足すると体の重さ、筋肉痛や痙攣を起こしやすくなります。(神経の伝達がうまくいかなくなった結果体が動かなくなる)ここに情報を運ぶレシチン(卵)が加わると、キレのある体へ。

ひじきには非ヘム鉄が含まれますが、鉄はたいへん吸収されにくいため、吸収を良くする牛肉(ヘム鉄)やチンゲン菜(ビタミンC)と組み合わせることがポイント。(持久力の低下を防ぐ)

チンゲン菜は寒くなるとビタミンC量や抗酸化力がアップし、栄養価も抜群の緑黄色野菜。(カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル、ビタミンC、E、カロテンなど)これからの季節には風邪予防に効果的。アクが殆どなく直接炒められるのがメリット。ミネラルやビタミンの吸収率を高めるには油と一緒に摂取がポイントです。ニンニクや赤唐辛子などを利用するとたっぷり食べられます。また牛肉や卵などのタンパク質と組み合わせることでカロテンやカルシウムの吸収率がアップ。

そして疲労回復に有効なアミノ酸。特にバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸(BCAA)を含む食品(卵、チーズ)には、筋肉を修復してくれる効果が。

これらのことを踏まえて食材をチョイスし、栄養素側から繋いでいます。

コラムは、夫への取材とプレーオフに向けての意気込みです。

本日発売の京都新聞を是非ご覧ください!