古来「節分」とは春夏秋冬、それぞれの季節に始まる日の前日を指していた。
二十四節気でいう立春、立夏、立秋、立冬の前日全てが「節分」。1年に4日あった。
立春(明日、2月4日)は春の始まり。
またかつては「立春正月」といって、立春を正月としていた為「春の節分は大晦日に当たる大切な日」とされてきた。
今年も五橋さんに立春朝搾りをお願いしています
※下の画像は2024年1月1日のものですが、今日の節分が大晦日で、明日の立春が「元旦」と同じような意味合い。
季節の変わり目は邪気が入りやすいと考えられており、一年間の無病息災を祈る行事「追儺」が行われてきた。本来、節分とは立春、立夏、立秋、立冬の前日のことだったが、旧暦で新年の始まりと重なる立春が重んじられるようになったという。平安時代に宮中に広まり、やがて豆をまく節分行事として庶民の間に広まった。
ここ山口県でも2月3日には節分祭や厄除け神事が実施されます。今年もネロリ先生と一緒にお伺いする予定でおります。
春というのは生命が「張る」。草花や虫、鳥、獣たちの生命満ち溢れる季節。そして、天候が「晴る」、土を「墾る」とも。
今年、2024年シーズンのレノファ山口は、本日から鹿児島へキャンプin。
自宅出発が朝の5時半とのことで、昨日の夜に節分行事食を。また立春を迎えるに当たり「節分蕎麦」も用意しました。
実は昨日のお昼間、山水園さん前の駐車場で梅の花が開いているのを発見しました!何て可愛らしいのでしょう!
昨日の午後、山水園さんの家族風呂(温泉)に功治さんと一緒に浸かりまして、汚れを削ぎ落とした後
山口大神宮さんにご挨拶へ。そして、福豆を購入させていただきました
今年は山口朝日放送さんに提出した「ハニージンジャーの厄除け田作り」も!
恵方巻きの中に入れる具材準備は昨夜のうちに済ませて。
今朝5時頃、今年の恵方「東北東やや東」を向いて無言で恵方巻きを頬張る夫。
ネロリ先生の「私にもください!」アピールが凄かった!!!!!
7種の具材は七福神:大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、弁財天、福禄寿、布袋の、福をもたらす七つの神様の意味。
我が家の具材は毎年ほぼ、決まっており、
◎かんぴょう(細く長い形から長生きできるように)
◎椎茸(古来より神様のお供え物とされ、傘の形が陣笠に似ているため身を守ってくれるという意味)
◎卵焼き(黄色い色から財の豊かさ、金運のげん担ぎ)
◎ウナギ(今年はアナゴ:「うなぎのぼり」という言葉から出世や上昇などの意味。また、うなぎの長い姿が長寿を表す)
◎桜でんぶ(鯛は「めでたい」という言葉がかかった縁起物)
◎高野豆腐(大豆は厄除けとして古くから使われ、四角い形から盾豆腐として災いを除ける盾となることを表す)
の6つは一緒。
最後の「9つの利をもたらしてくれる」といわれるきゅうりだけは夫が食べられない為、きゅうりから
◎春の七草の「芹」か三つ葉に変更
しています。
焼いた鰯の頭に柊の枝を刺して玄関などに飾る「柊鰯」や「節分鰯」は平安時代から続く風習。「柊鰯」は魔除けとして、魔=鬼、臭いもの=鰯の頭、尖ったもの=柊の葉っぱの棘を表し、柊鰯によって鬼が家の中に入ってくるのを防ぎ、1年間の平穏と無事を祈ります。
それにしても!!!!!今年のイワシは衝撃を受けるレベルにとんでもなく美味しかったです!!!!!(湯田のコープ店で購入しました!)
そしてそして何と
山口県には「節分に“鯨”を食べる」風習・行事
があります!
その理由として「大きいものを食べると縁起が良い」とされていて、一年の節目にあたる節分に「くじら」を食べる事は、「大きな幸せ」を願ったり、「大きく元気な子に成長」して欲しい、「心や志を大きく」という、鯨の大きさに託した、春を呼び、新しい1年をよい年にと願う風習だそう!
以前、萩尾エリ子先生のオンライン講座、授業の冒頭でローズマリーのリースを作っていらっしゃった。
日本メディカルハーブ協会で執筆している文筆家(木の文化研究)杉原梨江子さんによると、ローズマリーは時代をさかのぼると古代ギリシャ時代から使われてきたと。古代ローマの植物学者ディオスコリデス(40頃-90頃)は『薬物誌』3巻で体を温める作用を記し、ローズマリーを煮出したものを飲んで、運動し、入浴し、ワインを飲めば疲労を回復すると助言。古代ローマの博物学者プリニウス(23頃-79)は『博物誌』24巻の中で、樹液は浄化作用を必要とする疾患を癒し、視力回復にもよいと記しているとのこと。中世の本草書には、ローズマリーを床に撒くとその香りで無気力な人も元気が出てくる、枕の下に敷いて寝ると悪夢を見ない、香りを嗅ぐとうなされないなど、さまざまな処方が紹介。殺菌効果を利用して、病室で焚き、感染を防ぐためにも使われていたそう。
このように古代から現代まで重宝されているローズマリー。西欧にはローズマリーを使った不思議な魔法が数多く残っています。
強い香りによって災厄、病気から守護するとされ、魔除けに使われた。病気除けのお守りにはローズマリーとタイム、スミレ、サクラソウ、スイセンを花束に。クリスマスに飾る魔除けにはヒイラギ、アイビー、月桂樹、ヤドリギと一緒にローズマリーを飾ると、健康と幸福のお守りに。大晦日にはクローブを詰めたオレンジとローズマリーの小枝を飾りつけしてお清めの魔法に!
去りゆく1年を浄化し、新年を迎える組み合わせとのことです^^
さて、ここからは昨年、2023年2月3日の節分日記を振り返ります!
現在、鹿児島合宿中の夫。合宿に行く前から、節分や立春当日のことを気にかけており(昔から季節の行事や習わし、その土地ならではのしきたりをとても大事にしながら過ごして来ました)今年も節分や立春が合宿日と重なってしまう為、また恵方巻きや大豆、お蕎麦なんかが食べられないなぁと残念そう。
立春の日の4日夜に合宿を終えて帰宅する為、例えば恵方巻きでなくても、恵方巻きに使う縁起の良い食材でちらし寿司だとか、お蕎麦、鰯の梅煮や小豆、大豆辺りで何か作っておこうか?と私から提案しました。
そう言えばマリノスの時は功治の恵方巻きだけ、事前にキュウリが抜かれていたよねといった思い出話なんかも。今年は方角が南南東やや南だから、我が家であればキッチンから外側の扉を見て火の用心のお札が貼ってある方角だね、携帯の方位磁針の165度あたりと、節分に纏わるアレコレを調べながら電話で話していたところ
暫くしてから
「夕食に行ったら恵方巻きがあった!」
と突然、功治さんからLINEが
思いがけずに相当嬉しかったのでしょうね
しか〜し!
大嫌いなきゅうりを抜いて食べるというので
きゅうりが何故、恵方巻きに入っているのかが書かれていたサイトを沢山発見出来たので、URLをひとつ、LINEに貼って送ったら、それを読んだからなのか否か、頑張って食べた模様!奇跡!
(若手の子は恵方巻きの存在を知らない子もいたそうで「功治さんオレ、恵方巻きって初めて食べました!存在すら知らなかった!」とか、恵方巻きをもぐもぐ食べながら話しかけて来たらしく、後で、恵方巻きって無言で食べるっていう決まりがあるんだよと教えてあげたとか笑 「え、オレめっちゃ功治さんに話しかけちゃったじゃないですか」と)
ちなみに、功治さんの嫌いなきゅうりは
● 「九(きゅう)利(り)」の語呂合わせから「9つの利をもたらす」
という意味合いがあるそう✨素晴らしい
その他の王道の恵方巻き具材の意味はこんな感じ。
●かんぴょう
細長い形から「長寿」
●しいたけ
陣笠(=兜のかわりにかぶるかさ)に似ていることから「身を守る」
●えび
(1)目玉が飛び出している見た目から「めでたし」
(2)ひげが長く腰が曲がっていることから「長寿」
●うなぎ(あなご)
(1)うなぎのぼりから「出世」
(2)細長い形から「長寿」
●桜でんぶ
原料の鯛の語呂合わせ「めでたい」
●卵焼き
黄色を金に見立てて「金運」
まるで、お節料理のように食材が意味を持っていて素敵過ぎます!!!!!
恵方巻は「縁を切る」に通じないよう、一本巻きに巻いた恵方巻をその年の恵方(縁起が良いとされる方角)を向き、無言で1本食べきるのが正しい作法とされています。無言で食べるのは「話すと運が逃げていく」と考えられていたことに由来するそう。
さてさて、そんなこんなで2023年も功治さんは不在、1人だったもので、スーパーでの恵方巻きの購入も考えましたが、やはり、中の具材も縁起物、何かしら意味を持つものが良いなと。
毎年、変わり映えは無いのですが手作りすることに。
今回は久々に土鍋ではなく、ル・クルーゼでお米を炊いてみました。発芽玄米ブレンド
画像では分かりにくいのですが、自分の為だけに作る恵方巻きは超ミニ版。何故なら、コンパクトにしないと一気に口に入れられないからです
こちらがネロリ先生と過ごした、2023年節分の日の朝ごはんの写真
今年はけんちん汁を。神奈川県鎌倉市にある建長寺のお坊さんが作っていたのがはじまりとされるけんちん汁。縁起の良い食べ物として節分にけんちん汁を食べる地域も。
具材に用いたこんにゃくは「体の中を綺麗にする食べ物」として、1年の節目に食べる風習を持つ地域も。食物繊維を豊富に含むこんにゃくは、体内の掃除をして悪い物を取り除くとされていることから胃のほうきや、砂おろしなどと呼ばれています。(その他の具材はお向かいさんの大根、金時人参、舞茸、ネギ、堀川ごぼう、里芋、芹等)
また、くじらも出してみました。皮付き生姜をすりおろして。大きいものを食べることは縁起が良いとされていることから、山口県では節分にくじらの肉が食べられているのだそう!初見だ!凄い\(^o^)/
くじら肉といえば、やっぱりどき生らいぶですね❗️
11月12日放送【クジラとナシのスペシャル丼】山口朝日放送 どき生らいぶ
こちらは福茶。
福豆、梅、昆布を入れて味わいました。無病息災や長寿を願い、節分やお祝いの際にいただく習慣。かつて空也上人が福茶を振る舞い、多くの人の疫病を治したという言い伝えがあります。
焼き魚はイワシです。焼くと強い匂いのするイワシは、焼いて食べた後の頭を柊の葉に刺し、玄関へ飾ると、鬼が嫌がって入ってこないとのことで、今年の玄関はこんな感じ。焼き鰯に添えてあるのは、愛媛県宇和島のヨシさんからお裾分けいただいたシークワーサーです!
蕎麦と言えば「大晦日に食べるもの」というイメージが強いですが、江戸時代の後期頃までは、節分に年越し蕎麦を食べていたよう。その理由として旧暦では立春の前日の節分が1年の最後であるとされていたから。蕎麦は麺類の中でも切れやすく、1年の厄を断ち切るという意味で食べられていたとか。
こちらは両親が作っている小豆を煮込んだものです!
主に関西地方で節分にぜんざいを食べる習慣があるそう。小豆は厄除けの意味があるとされていたため、節分に食べられるようになりました。ぜんざいは当時は貴重な甘い食べ物であり、寒さで凍えた体を温めてくれるので重宝されていたよう。そう言えばゲッターズ飯田さんも2023年は小豆を食べると運気アップですよと推奨されていましたね
今年の立春の玄関前は南天、ローズマリー、柊の3種に。南天は難を転ずる。ローズマリーは強い香りで、また柊は棘で邪気を追い払う。いずれも厄除け植物の代表です。
「立春大吉」は今年は自分で書きました!
立春大吉という言葉の意味は、「暦の上での春であり、古来は新年の始まりであった立春に、人々や社会の幸せを祈る」言葉とされます。元旦の「謹賀新年」という言葉に似たような意味。除災招福の意味を持ち、とても縁起のよい言葉です。
立春大吉は、2月4日「立春」の日に、玄関や大切な部屋の入り口等に、外へ向けてのりや両面テープを用いて、目より高い位置に貼り付ける。
こうして毎年、立春を迎えるにあたり、我が家では年末に匹敵する大掃除をしています。この1週間は断捨離や、トイレや玄関、床などもせっせと拭き掃除を頑張っておりました。掃除が終わった後に、セージの葉やお香を焚いたり、粗塩で整えています。
追伸
先程、功治さんが鹿児島合宿から帰宅しました!お陰様で立ち上げに有りがちな怪我や痛み等もなく、コンディションは良好とのこと
帰宅するなり「お腹すいた!」を連発するので、恵方巻きの具材を合わせたちらし寿司と、けんちん汁は醤油麹でバリエーションをつけました。野菜しか入れませんでしたがかなり美味しかった模様。うまいうまいとあっという間にぺろっと食べてくれました
立春大吉豆腐は粗塩で食べて貰いましたよちなみに功治さんはかんぴょうが好きで、お寿司屋さんに行くと〆には必ずかんぴょうをお願いしています
先程、功治さんにもお蕎麦を出しました!
ネロリさんも一緒に、ちょっぴり遅い2度目の年越し⁉️が出来たかな?
今年の立春朝搾りは五橋さんのものをお願いしました!
「立春朝搾り」とは❓
2月4日の立春は旧暦の正月。その前日、2月3日は節分で豆まきを行います。豆まきは、邪気を払って福を呼び込み、新しい春を迎える節目の日。その節分の夜から、酒蔵では一晩中かけて朝搾りの準備を始め、立春の早朝に搾った新鮮な日本酒の生原酒を、火入れも行なわず瓶に詰めたものを「立春朝搾り」と名付けています。2023年の立春朝搾りは全国43の蔵で展開されます。新鮮でフルーティな味わいが特徴です。
日本酒は、実は呑むだけではなく、床のふき掃除に使えたり、お風呂に入れると身体があたたまったり、粗塩と共にあらゆる場所のお清めにも使えるので我が家では通年でかなり重宝しています。特に❗️立春朝搾りを使うとパワーも倍増後は新鮮さを噛み締め、美味しく有り難くいただきたいと思います!
※浦和時代からの過去、20年間の節分の様子を纏めてあります。