日本オーソモレキュラー医学会 医学の最新動向


https://isom-japan.org/seminar/spring_seminar_lp?page=202305

※2022年より個人契約ドクターの姫野友美先生が登壇される為、私も受講します。

コロナ禍で脚光を浴びた5ALA。心療内科領域でも目覚ましい結果を出しているとのこと。

@himenotomomi_

2020年より一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONE第4期(オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート)の講義を受講。資格試験を受け合格。2021年3月に資格を取得しました。

【COVID-19禍における栄養精神医学~オキシトシン~】

講師:奥平 智之先生

コロナ禍で人との交流が減少している。今回は、愛情ホルモン「オキシトシン」 について栄養性医学の立場から語る。人とのつながりや五感の刺激などで分泌が 促進され、免疫だけでなく、セロトニン、メラトニン、性ホルモン、抗酸化・抗炎症、 ダイエットなどにも大切。マグネシウムやビタミンDなどの栄養もオキシトシンに関連する。

【プラネタリーヘルスという視座ー微生物が育てる人と地球の健康ー】

講師:田中 善 先生

腸内細菌は代謝、免疫、各臓器との通信、有用物質の産生という働きがあり、その 多様性とバランスの破綻は人間の健康に重大な影響を及ぼす。その起源は食物を育 てる土壌菌であり、種々の生物、無生物との共生により人間の健康は保たれる。 それを支える生態系、地球環境を含めたプラネタリーヘルスという視座が重要である。

【新型コロナウイルスワクチンの後遺症対策】

講師:柳澤 厚生先生

新型コロナウイルス感染によるバンデミック対策として、mRNAワクチン接種が国策 で実施された。しかし、ワクチン接種後に血栓症、心筋炎、免疫異常、慢性疲労、 精神神経症状など様々な副反応や後遺症が多数報告されている。講演ではオーソモレ キュラー栄養療法によるワクチン後遺症の治療について解説する

【心療内科領域における5-ALAの活用の実際】

講師:姫野 友美先生

心療内科領域においては、副腎疲労などの身体疾患、うつ病などの精神疾患において 疲労感が主訴の中心になっており、背後に必ずミトコンドリア機能不全が存在します。 しかしながら、オーソモレキュラー栄養療法を始め、様々なバイオロジカルな治療を 施してもなかなか改善のみられない症例が多くみられます。こういった症例に対し、 5-ALAを投与することによって疲労感や痛みの軽減、気力の向上、血液データの改善 など明らかな変化がみられたので報告します。

【ホッとするための栄養アプローチ】

講師:溝口 徹 先生

わたしたちはストレスの影響を受け、自律神経や脳内神経伝達物質などによって対応 している。脳内では、GABA依存神経が緊張、集中、興奮などのストレス反応を鎮静化 し脳の状態をリセットしている。本講演では、食事や栄養によってGABA優位の状態とし、 ストレス社会においても穏やかに過ごし快適に眠るための工夫をお伝えする。