スタジオゲストは #レッドレグリオンズ
#畑中啓吾 選手、#宮田賢斗 選手、#石渡健吾 選手
クッキングは🐟
@yab_beep
@youdoki_yab
【生放送日程】
2024年11月21日(木)
15時55分~16時48分
【出演】
#宮原睦実 #yabアナウンサー(スタジオ)
#八谷秀樹 #yabアナウンサー(スタジオ)
#中村萌音 #yabアナウンサー(スタジオ)
#山瀬理恵子 #料理研究家(スタジオ)
#浦俊哉 #気象予報士
アンコウ
エイコサペンタエン酸(EPA)が豊富に含まれている。あんこうの肝臓にはEPAやドコサヘキサエン酸(DHA)などのオメガ3系多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、魚介類や動植物の中でも特に多く含まれる。
大注目のEPA
慢性炎症改善、糖尿病、腎疾患、心血管疾患などの生活習慣病の予防
大注目のDHA (血液脳関門通過)
学習機能向上、制がん作用、血中脂質低下作用、血圧降下作用、抗血栓作用、抗糖尿病作用
アンコウのひれや皮にはコラーゲンが含まれる。肝にはビタミンAが豊富に含まれる。アンコウを食べることにより美肌へ導く。コラーゲンを摂取することによって体内のコラーゲン合成が活発になり、肌にハリや弾力を与え、しわやたるみを防ぐだけでなく、実は全身に作用することもわかって来た。
コラーゲンは、ビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まるといわれています。タンパク質であるコラーゲンは、一度体内でアミノ酸に分解され、吸収されて膚や関節に届きます。その再合成をサポートするのがビタミンCだと考えられているからです。コラーゲンとビタミンCを一緒に摂ることで、肌や骨、関節などの健康維持にますます役立ちます。
アンコウの肝に豊富に含まれるビタミンA
皮膚や粘膜を構成する上皮細胞をつくることに関わり、その機能維持に欠かせない成分で、免疫作用など全身の健康維持を支えている。特に皮膚、目の角膜や粘膜、口、鼻、のど、胃腸、肺、気管支、膀胱、子宮などを覆う粘膜を健康に保つ。
アンコウの肝には、一緒に摂ることで相互に作用を高め合う抗酸化ビタミン「ビタミンACE (エース)」が含まれる。ビタミンDも豊富。
干し椎茸
エルゴチオネイン
細胞を保護する抗酸化物質
エルゴチオネインは椎茸に含まれる強力な抗酸化物質で、肝臓、腎臓、脳などの酸化ストレスにさらされる組織に効率よく吸収・蓄積。この特有の成分は、酸化によるダメージや炎症から細胞を守る。関節リウマチや心血管疾患のような慢性疾患の予防の可能性が研究されています。他の抗酸化物質とは異なり、エルゴチオネインは細胞内に積極的に輸送されるため、酸化ストレスに対して非常に効果的な保護剤となる。エルゴチオネインはアミノ酸の一種。ビタミンEの約7,000倍の抗酸化作用があると言われる程強力。熱にも強い。水溶性なので乾しいたけの戻し汁もしっかり使う。
干ししいたけのうま味は「グアニル酸」が含まれていることによるもの。「グアニル酸」は、「グルタミン酸」、「イノシン酸」と合わせて3大うま味成分のひとつ。「グルタミン酸」が昆布やトマトなど、 「イノシン酸」がカツオや煮干しなど複数の食材に含まれているのに対して「グアニル酸」はほぼ「干ししいたけ」にしか含まれていない。グアニル酸のうま味は、さらに、低温で水戻しすることで増加することもわかっている。5℃の水で戻し加熱調理すると、もともと含まれていたグアニル酸が10倍以上も増えたという結果もある。
エリタデニン
椎茸特有の成分。活性酸素の働きの抑制や血中コレステロールの上昇を抑制して血流をスムーズに。血圧を下げてくれる効果があると期待されている。血管を柔らかくする。高血圧症や高コレステロール血症が心配な方には嬉しい成分。血圧低下作用があることも有名。戻し汁に多く含まれる。
プロビタミンD2(エルゴステロール)
ビタミンDにはD2~D7の6種類がある。ビタミンD1は発見された後で不純物であったことがわかったため、存在しない。人にとって重要なビタミンDはD2とD3の2つ。D2とD3の働きは同じといわれているが。最近ではビタミンD3の方がD2よりも2倍働きが強いとする意見もある。
ビタミンDを得る方法
人がビタミンDを得るには2つの方法がある。食べ物から摂る方法と、日光を浴びて紫外線にビタミンDをつくってもらう方法。食べ物由来のビタミンDは、ビタミンD2が植物由来、ビタミンD3が動物由来。ビタミンD3とビタミンD2になるためには、紫外線が必要。
ビタミンD3
動物性食品(魚肉、肝臓、鶏卵など)、人の皮ふに含まれる
ビタミンD2
植物性食品(天日干しシイタケ、きのこ、海藻類など)に含まれる
いちばんの働き者活性型ビタミンDができるまで
食品から摂ったり、皮ふでつくられたビタミンDは、肝臓や腎臓でいちばんの働き者、活性型ビタミンDに変換される。
ビタミンDは臨床医療において以下の分野への応用が期待される。
乾癬(ビタミンAとともに)
がん
骨粗しょう症
免疫機能の正常化
花粉症など各種アレルギー
糖尿病
うつ病(特に季節性うつ)、統合失調症
自閉症
高齢者のフレイル・サルコペニア・認知症予防
アルツハイマーとの関わり
レンチナン
βグルカンの一種。免疫活性物資であり、癌の予防やウイルス退治に。
ビタミンB群
たんぱく質や脂質の合成やエネルギー回路を回す作用、代謝促進作用、酵素の活性作用、口内炎や皮膚炎改善作用、肥満改善作用などが期待できる。ビタミンB2とナイアシンが多い。
かぶ
根も葉も食べることができる注目のアブラナ科野菜。ビタミンCやカリウム、鉄、葉酸、食物繊維、消化酵素であるアミラーゼなどが豊富に含まれており、胃もたれの改善、生活習慣病や感染症の予防、美肌効果など多岐に渡る。
ごぼう(酪酸菌を活性化)
自身が所属する日本メディカルハーブ協会、植物療法でのごぼうは、排毒・血液浄化系のメディカルーブとして湿疹や腫れもの、ニキビなどの皮膚病、リウマチや通風予防に用いられる。(利尿や緩下、利胆目的)カルシウムや亜鉛、鉄などのミネラルも多く含み、先端の皮、根の皮、中央の皮の順に鉄分が豊富。不溶性のリグニン、水溶性のイヌリンなど多くの食物繊維を含み注目は血中の中性脂肪低下や血糖値コントロールなどの生活習慣病予防に役立つ水溶性食物繊維のイヌリン。イヌリンは腸内細菌の資化性も高く利用される。脂肪の蓄積を防ぐフェニルプロバイド類のクロロゲン酸(抗酸化作用、抗老化作用を持つポリフェノールの一種。ポリフェノール含有量トップは根の皮部分)は水に対する溶解性が高くハーブティーでも抽出出来る。多くは皮に含まれる為、皮はむかずにたわしなどで優しく洗うと出来る限り損失少なく摂取できる。皮ごとの輪切りでスリミング作用が期待できるポリフェノールやカルシウム、マグネシウムなどミネラルの残存率が高くなる。
☞発酵生食物繊維が豊富なごぼう(短鎖脂肪酸の産生を高める注目成分はイヌリン)ごぼうを食べる→腸内細菌の餌になる=イヌリンを腸内細菌が食べる。この細かなメカニズムとしては、イヌリンの鎖を切る消化酵素を腸内細菌が持っていて、厳密にはその切ったものを食べている。腸の粘膜の細胞がそれをまた餌にしているので、イヌリンを摂取すると腸の粘膜が丈夫になるという特徴がある。更に腸内細菌はイヌリンを餌にして食べることで「代謝物」を出す⇨これが今、 腸活で話題の「短鎖脂肪酸」(酪酸、プロビオン酸、酢酸など) 。
短鎖脂肪酸は体脂肪を減らしたり、基礎代謝の向上(抗肥満作用)腸脳相関の観点では鬱にも◎。皮の部分に豊富なクロロゲン酸は、脂肪肝、糖尿病予防効果、ダイエットにも使用される。あく抜きすると水溶性食物繊維やポリフェノール、ミネラルが減ってしまう。泥付きごぼうは土壌菌も取り入れられるので腸内細菌に多様性も。抗酸化成分は野菜トップクラスなので是非、泥付きごぼうを皮ごとあくぬきせずに使いたい。
尚、これは余談だがヨーロッパ原産のバードック(ごぼう)は日本では食用に供されるため野菜(根菜)として認識されるが、欧米ではもっぱらメディカルハーブとして古くから用いられて来た。主に湿疹や腫れもの、ニキビ、蕁麻疹などの皮膚病やリウマチ、痛風などの代謝性疾患に血液浄化を意図して内用や外用で用いられ、利尿や緩下、利胆の目的にも使われている。
バードック(ゴボウ)
【 学 名 】Arctium lappa
【 科 名 】キク科
【使用部位】根、葉(果実は医薬品成分)
【主要成分】ポリフェノール類(クロロゲン酸)、食物繊維(イヌリン、セルロース、リグニン)
【 作 用 】利尿、発汗、血糖値上昇抑制
【 適 応 】便秘、吹き出物、肌荒れ
バードックの根にはイヌリンやリグナン系の苦味配糖体アルクティインを含むためトニック効果を発揮。近年の研究では抗変異原性や細胞増殖抑制作用が報告されているが、欧米では古くから悪液質の治療や植物腫瘍学の分野で処方されてる。また、血糖値を下げる作用についても報告がありフランスなどの伝統的な使用法を裏づける結果になっている。イヌリンは水溶性食物繊維でヒトの消化酵素では分解されず、大腸に届いて腸内細菌の栄養源に。その結果、ビフィズス菌などの有用菌が優勢となり腸内環境を改善。また、カルシウムなどのミネラルの腸管からの吸収を高めることが知られる。さらに腸内細菌による代謝の過程で短鎖脂肪酸が生成。最近の研究では酪酸などの短鎖脂肪酸は腸のバリア機能を向上させることでアレルギーや関節リウマチ、糖尿病などを招くリーキーガットシンドローム (腸粘膜浸漏症候群 )の改善にも役立つことが明らかになった有用なプレバイオティクスである。
人参
β カロテンの含有量がトップクラス。β カロテン、α カロテンは体内でビタミン A に変わり、粘膜を保護するため、紫外線や風邪からガードする力が強い。オリーブ油と摂取することにより吸収力がアップ。その他、ビタミン C、 食物繊維なども含まれ強い抗酸化作用がある。がん予防やがん治療にもよく使用される食材。アスリートでは試合前に登場するGI値70以上の糖質。
こんにゃく
主に不溶性食物繊維を含んでいる。こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは水溶性食物繊維だが製造過程でアルカリ処理を行うことで不溶性食物繊維に変化。
- 不溶性食物繊維:水分を吸収して便を増やし、腸の運動を盛んにする
- 水溶性食物繊維:腸に直接働き、腸の運動を助ける。
こんにゃくは低カロリーで満腹感がある健康食。こんにゃくは、大掃除の後に食べる習慣があり、「体の砂払い」や「おなかの砂おろし」「胃のほうき」などとも呼ばれています
旬の春菊
香気成分に含まれるαピネンは森の香り成分の一種。これは柑橘類にふんだんに含まれるリモネン同様、モノテルペン炭化水素でαピネン自体が香る訳ではなく、他の香気成分をリフトアップさせる重要な役割を持つ。αピネンの生理作用としては、免疫増強やストレス緩和など自律神経を整えられること。同じく香り成分のペリラアルデヒド(ペリルアルデヒド)が胃腸の調子を整え、抗菌、抗炎症作用がある。春菊はβカロテン、食物繊維、ビタミンB1やB2、C、Eなどのビタミン、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルもバランスよく含まれ、栄養価はトップクラス。