【山瀬理恵子の今日もアス飯vol.54】株式会社ふくや

明太大鯖ご購入はこちら!

明太子の調味液とオリーブオイルが、サバの旨みを格段に引き立てます。「鯖街道」の起点として知られる福井県小浜市。その小浜市にある「福井缶詰」で作られるのは、サバ本来の食感や旨みが堪能できる鯖缶。この極上の鯖缶に、明太子が出合いました。サバと明太子が、それぞれの旨みを引き立て合い、パンチの効いた辛みと粒々の食感が楽しめます。幅広い料理に活躍しますが、大きなぶつ切りのサバをダイナミックに味わうなら、サンドイッチやバーガーがオススメ。旨みと辛味を含んだオリーブオイルもソースとしてご活用いただけます。

明太子
皮膚・粘膜の炎症を防ぐ、神経症状を防ぐナイアシンが豊富。ナイアシン欠乏症としては、ペラグラが有名。ナイアシン不足の症状としてはうつ、イライラ、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、舌炎、胃腸障害、下痢など。

青唐辛子のカプサイシン
カプサイシンは唐辛子に含まれる主要な辛さ成分で、摂取すると内臓感覚神経に働き、アドレナリンの分泌を活発にさせ、発汗及び強心作用を促す働きをする。唐辛子を食べると体が燃えるような感じがするのはこのため。胃腸をも刺激し、消化液の分泌を促すことになり消化を進める。また、食欲を増進させる働きもあるとされます食欲が落ちる夏など、唐辛子を利かせた辛い物は食べやすい。三大抗酸化成分ビタミンCやカロテン、ビタミンEが豊富。


玉ねぎのケセルチン

コロナ禍で注目を浴びている栄養素。ケルセチンは人間と動物の両方に複数の健康上の利点が証明されているフラボノイド。多数の生物学的活性を示す。ケルセチンで処理された好中球はさまざまな炎症誘発性遺伝子のmRNA発現の顕著な抑制を示す。マイクロRNA(miRNA)の発現を調節することがある。細胞内亜鉛を高く維持することでウイルスの複製を抑制するため亜鉛欠乏は避ける必要がある。とはいえ亜鉛には細胞内に入りにくいという特性がある。この時に役立つのが「ケルセチン」。ケルセチンには殺ウイルス作用、抗炎症作用、抗酸化作用がある。さらに注目すべき作用として亜鉛を細胞内に運搬するサポートを行うことが挙げられる。よって亜鉛とケルセチンを併用するのは絶妙であると言える。明太子の亜鉛をサポート。

ピーマン
野菜全般に言えることですがピーマンも皮の方に特に豊富なビタミンCとβカロテンが多い。苦味はポリフェノールのクエルシトリン+香気成分のピラジンが加わって出来たものであり苦味こそ栄養価の証。ピーマンの構造は繊維が縦、輪切りにしてしまうと栄養素が抜け出ていってしまう。余談ですが苦味が嫌いな方は乳製品を合わせると独特な香りを抑えることができると言われている。加熱しても栄養価はそのまま。油でさっと炒めることによりβカロテンの吸収率が上がる。ピーマンはわたやたねに栄養が多く含まれ何と皮の10倍。話題のピラジンはほぼワタにしか含まれず、血栓を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞などの予防となる為、血行を良くする効果を得たいなら丸ごと食べていただきたい。どうしても気になる方は、ピーマンの肉詰めからチャレンジするとタネやワタが気にならない。Cの含有量を上げたいのであればピーマンを赤パプリカにすると良い。(赤パプリカにした場合、ピラジンの効果は期待できなくなる)このように野菜は色で栄養価が異なる為、シチュエーションで選択していく。

「赤いパプリカ」
赤いパプリカは緑黄色野菜のなかでも、キサントフィルの含有量がトップクラス。ニンジンの約50倍、トマトの約100倍ものキサントフィルを含んでいる。さらに赤いパプリカのキサントフィルは、抗酸化力でもトップクラス。キサントフィルは細胞膜への親和性に優れ高い活性酸素消去能(抗酸化力)を持つ。いわゆる“老化”などの現象は、細胞が酸化する(錆びる)ことによって起こると考えられている。その酸化の原因となっているのが「活性酸素」である。体内の活性酸素は、運動をしたり紫外線を浴びたり、ごく当たり前に呼吸するだけでも発生する。皮膚や臓器のすべては細胞から成り立っており、その細胞は細胞膜で覆われている。活性酸素はその細胞膜に継続的にダメージを与える。たとえば顔なら肌荒れやシワ、内臓では各種病気やガンの原因にもなる。その活性酸素がもたらす細胞への損傷を抑制してくれるのが、キサントフィルである。キサントフィルの最大の特徴は、細胞膜への親和性が高いことにある。キサントフィルが細胞膜に分布することによって、活性酸素の攻撃から細胞膜を守っている。カロテノイド色素のカプサンチン、クリプトカプシンなど両親媒性の7つのキサントフィルは脂溶性。キサントフィルは主として赤血球に分布。アスリートは大量の酸素を吸い込み全身に届けなければならず、赤血球を守る為に必須。パプリカキサントフィル摂取で、運動中の酸素摂取量と心拍数が低下!運動時の、酸素運搬効率が改善。運動に必要となる酸素は、呼吸によって体内に取り込まれ、赤血球によって全身に運ばれる。酸素を全身に効率よく運ぶには赤血球が健康な状態にあることが求められるが、その機能を低下させる原因の一つとして挙げられているのが、活性酸素による赤血球の損傷である。常に酸素と接触するだけに“傷みやすい”赤血球が、パプリカキサントフィルの継続摂取によってどのように変化するのかを探るために、ヒト臨床試験が行われた。少ない酸素量でも同じ運動をこなせる「呼吸持久力」が向上。パプリカキサントフィル摂取後では、「より少ない酸素摂取量・より少ない心拍数」で同じ運動が行えることを示している。酸素摂取量を減らして呼吸持久力を高めることは、マラソンや水泳などの持久系運動において、より速く長く競技を行うことができることを示唆。今後パプリカキサントフィルは、これらの競技をする人のための機能性ドリンクなどに応用できる可能性が高いと考えられる試験結果となった。

レモン
暑さによるストレスに対して活躍するレモン。香り成分で体を軽やかに感じさせたり、リフレッシュ作用も。嗅覚の信号は大脳辺縁系にダイレクトに伝達。本能の脳と呼ばれ、快や不快などの情動に働く。イライラ、ストレスを解消したい時、ビタミンCやクエン酸で疲労を感じる夏にオススメの食材。(抗不安作用、強心作用も)集中力を高めたい時には「レモン」の香り。レモンの香りには気分を明るくして、頭の働きを活発にしてくれる抗疲労効果が。夏は頭がボ〜ッとする。集中したい作業がある時はレモンの香りを日常に取り入れると良い。キリッとした爽やかな香りは、気分を高揚させ、前向きな気持ちに。消化促進作用や食欲増進効果も期待できる。レモンについては愛媛新聞、愛媛CATVアス飯バックナンバーのレモン編を参考にして欲しい

https://yamasefamily.com/archives/12474

レモン果皮に豊富なエリオシトリンは強力な抗酸化作用をもち、脂質の酸化を防いで、癌予防や高血圧・動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果を発揮するほか、肝臓・腎臓・血管中での過酸化脂質の生成を抑制、肥満予防、糖尿病の合併症予防、筋肉の老化予防、エコノミークラス症候群予防など、クエン酸やビタミンCとの相乗効果の健康効果を期待している。

元気な百寿者(100歳を超えて生きる人や、それに迫る長寿者)が、レモンを愛用しているというデータや少食や生食で数々の難病を治癒する療法、生の食事を重んじて不調や病気を改善した食事療法などでもレモンが重要視されている点にも注目した。実際に、慢性的な倦怠感の解消や「食欲が出た」「体が軽い」「便秘が治った」「よく眠れる」などの声もあるよう。これはレモンに豊富な栄養成分にとどまることなく精油成分も関係しているのではないかと個人的な見解。

レモンの香りの特徴は数%含まれているシトラール(ネラール&ゲラニアール)によるもので、主成分のリモネン(その他の柑橘の主要成分ともなるモノテルペン炭化水素のリモネンの実際の香りというのは実は希薄で、他の香りの成分を揮散させ、強く香らせるという重要な役割を持つ。リモネンの生理・心理作用として抗炎症、免疫増強、健胃などがある)がシトラールや他の香り成分をリフトアップさせる効果によってフレッシュなレモンの香りになっている。

自身が深掘りしているアロマテラピー分野においてレモン香には様々な有用性がある。世界に先駆けて超高齢社会となった日本。厚生労働省研究班の推計によると、2012年時点で認知症高齢者は軽度を含めると約462万人に上り、予備軍とされる約400万人を加えると65歳以上の4人に1人が該当するとされる。認知症の主な原因であるアルツハイマー病では、その中核症状の認知機能障害を、アロマセラピー(芳香療法)で治療可能であるという技術を鳥取大学医学部生体制御学講座の研究で実証。アロマセラピーとして使用した精油はローズマリー、レモンオイル、ラベンダー、オレンジオイルの4種類。

https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol11.php