2018年6月10日にU‐18選手に行った栄養学のテーマをパワーポイント・配布資料データから抜粋します。(70分講義)
◯山瀬功治選手の生い立ち。幼少期からブラジル留学、プロ入りまでの道のり。2度の前十字靭帯断裂、4度の全身麻酔による手術を乗り越えた日本代表。現在プロ生活19年目の現役選手で三浦和良選手と並ぶJ歴代2位18年連続ゴール記録達成までのストーリーから学ぶ
◯誰もがイメージし易いサッカー選手の栄養・コンディション管理に関する溢れ話(例 現日本代表選手の実際のエピソードやユース出身の冨安選手が練習後に毎日食べていたものなど)
◯アンドルー・ワイル博士に学ぶ、お互いの出来るという信念。「あたかもそうであるように」が持つ意味。プラスの言葉が持つ無限の力。切り替えまでのスピード力が運命を左右。神経伝達物質に及ぼす影響を知る。向上思考学。メンタルの鍛え方、整え方
◯美味しいとは何か?具体的な脳への伝達ルートと活性化される部位
◯食す時、五感に秘められるプラスを最大限生かしながら食べるイメージ手法
◯スポーツシーンにおける朝ご飯の重要性(早起き・サーガディアンリズムとセロトニン。朝ご飯摂取か否かによる学力・体力の年齢別比較グラフデータ)
◯睡眠の役割(枯渇エネルギー、体温、忘却機能、情報整理視点から考察する)
◯食べ物のルーツ
◯なぜ脳が、なぜ食べることを意識することが重要か?
⇨トップに上がると薬や栄養剤、清涼飲料水、サプリメントなどがドーピング関連で容易に使用できなくなる。如何なる理由があろうとも、常時結果が求められる非常に厳しい世界に突入する。例えば、風邪で試合を休むなど、自己管理不足に繋がることは徹底してNG、解雇対象に。より一層生き残りをかけた闘いになっていく。(今年度アビスパは原則サプリメントが使えない)一瞬の隙が命とり。だからこそ、今この瞬間から訓練。自分はもう既に、トップアスリートであるとイメージしながら日々の生活を送っていただく。食事からしっかり栄養を摂取することの大切さと同様に、心を頑丈に、強力に保つことの重要性。そして今後は、予防医学の為の栄養を意識していくことを促す。
◯汗とは?
◯しっかり噛んで食べることの意味
◯食すことで脳を活性化させるとは?
◯超回復メカニズム
◯遺伝、才能、スキルの土台にあるもの
◯内蔵疲労について
◯医学界が注目するフィトケミカル ・酵素(抗酸化、抗糖化)を含む最新九大栄養学とは?
◯食べ物を視覚から選択する方法
◯植物の色、香り、苦味、酸味に隠されたとっておきの秘密(例 ゴーヤーのモモルデシン )
◯食べる環境が及ぼす影響(共食者・シチュエーション別)
◯ユース世代における食事量の確保と質
◯グリコーゲン・ローディング。炭水化物2種以上を用いる意味。共に闘うビタミン、ミネラルなど具体的な栄養の繋ぎ方、具体レシピ
◯試合前夜の具体的献立の例 2種解説
◯消化、プレッシャー、食欲を考慮する試合前夜、試合4時間前、試合直前の食事
◯視覚から選ぶ試合前食材対決(ゲーム方式)
◯試合後、練習直後、2時間以内の具体的な食材の選択・摂取法
◯鉄(ヘム、非ヘムとは?)ビタミンC、亜鉛、マグネシウム、クエン酸を中心とする、持久力アップのための重要ポイント
◯持久力アップの具体的レシピ、献立例
◯補食
◯赤パプリカの構造について
◯納豆、卵、大根おろし、紫蘇、レモン果汁や香気成分、パセリを例に、これらの食材が持つ意味
◯筋力アップのポイント。たんぱく質の選び方、吸収率アップのための具体的な摂取タイミングと量、栄養の繋ぎ方
◯瞬発力アップに必要なミネラルは何?具体的な食材
◯試合前のプレッシャーやイライラ、ストレスと栄養との関係性
◯脳を活性化させる手軽なブレインフード2種
◯パフォーマンスアップための簡易的、具体的食材例6種
◯山瀬功治選手から学ぶ宿泊ホテルバイキングでの具体的な食材の選択方法(前泊編、当日編)
◯スーパー、コンビニエンスストアを利用するならこんなものを選択していこう。具体的な食材、商品例を15種
◯各種エネルギーゼリーの使い分け法
◯おにぎりの中身について考えてみる
◯アスリートになりきって外食をした場合の具体的なメニューの選択方法(ゲーム方式 例 ボンゴレ 対 カルボナーラなど)
◯今日から自分で出来る手軽な栄養補給
◯山瀬功治選手から預かった選手の皆さんへのメッセージ
●アビスパ福岡アカデミーユース・ジュニアユース保護者の皆様に行った主な講習 (2017年12月10日 90分講義)
◯ユース世代の身体、メンタルにおける基礎、応用、実践、テーマ別具体的な食事方法は選手と一緒
◯現役アスリートである我が家で実践している具体的な献立例(レシピ の配布 ・アス飯レシピ書籍の販売)
◯好き嫌い、食事への誘導、声がけ、促し方。料理の本質とは?料理の魅せ方テクニック。個人差の確認
◯食事以外のコンディション調整、メンタルサポートで気を付けていること